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中国人の思考様式―小説の世界から中国人の思考様式―小説の世界から
(1974/01)
中野 美代子

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 西遊記の中野美代子先生が’74年に出したこの本ですが、キレまくって痛快です。 これが目次です。
 本の題名は何かありきたりですが、早くにこの本を読んでいたら、近現代の中国小説にもっと嵌ったかもしれません。 でも、金庸を読む前では?どうかな・・・。
 中野先生は「あとがき」でこう書いていますが、拍手、というか文学のお仕事も大変ですね(笑)。
 「やや集中的に清末の小説を読んでいたが、いずれをとってもあきれるほど面白くないのに閉口した。・・・・・どうしてこんなに面白くないのか-これを理論的に追求するのは中々面白いことであった

 本題はこれではなく、この本でも触れらている「諷刺」についてです。


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 ドラマは、小説と順番が逆になり「少林寺の三戦」が先になっていました。 これはストーリーとして甚だ矛盾するんですが・・・。 まあ、あの「三戦」のシーンは政治ジャーナリストとしての金庸の「筆」が絶好調、名場面ですね。 これは後ほど・・・。
 今回は「御託」にお付き合いいただきたく・・・。

漂泊のヒーロー―中国武侠小説への道 (あじあブックス) 漂泊のヒーロー―中国武侠小説への道 (あじあブックス)
岡崎 由美 (2002/12)
大修館書店
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 武侠小説は、その歴史と魅力が岡崎先生のこの本に「背筋ゾクゾク・胸ワクワク」で紹介されていますが、学問的「文学史」では全くの「はぐれもの」だったようです。 「文学」の中でも「周縁」の「小説」の、さらに「周縁」に位置した「武侠小説」だったわけですが、以前に示した図に書き加えると、周縁ゆえの面白さ・読みどころ(これを価値というかはさておき)があると思います。

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 張P版鹿鼎記DVDが4/20に発売になるようですが、US版なのに字幕は簡字体のみって?
無題11

 それに、大陸当局の検閲があったらしいですが「検閲前ヴァージョン」でしょうかね(笑)。 リージョン限定で「前ヴァージョン」出してくれればいいのに。
 でも鹿鼎記はギャグが多そうで、「中国語の発音」が分からん私は科白の妙は解らんでしょうな。 残念。 ストーリーはまあどうでもいいので(笑)。
 さて、金庸原著の映画化でも、90年代前半に チャウシンチーが「鹿鼎記」を、ツイ・ハークが「笑傲江湖」を、バリー・ウォンが「倚天屠龍記」をネタにするのは、各々の監督の個性と原著の内容が合っていて面白いですね。
 そして、どの映画にもレギュラーのように出演している女優、チョン・マン(張敏)さんが大好きです。 上海生まれ、生年月日不祥とか・・・それに眼つきが好い。 なにしろやった役は、偽皇太后(鹿鼎記)任盈盈(笑傲江湖)、趙敏と殷素素の二役(倚天屠龍記)阿紫(天龍八部)阿九(碧血劍)ですもん、武侠映画全盛期といえど、まあ凄い。
 どの役も「ハマって、らしく演じつつ、私は私」 こんな「アクの強さと柔軟さ」が同居した女優さんです。 張敏さんの写真は続きで・・・

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中国の隠者 (文春新書)中国の隠者 (文春新書)
(2001/03)
井波 律子

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 小説「笑傲江湖」に唸ったのは、物語を読了し心地よい疲れを感じたあと眼にした「あとがき(リンク)」です。 そこで多く語られているのは「隠士」(隠者・隠逸・逸民)についてであり、これが小説のテーマのひとつと思います。
 「笑傲江湖」は「隠士=隠者」は如何なるものか?を論じてもいないし、「隠士」であるべきだ、と書いてはいないと思います。 「人在江湖、身不由己(人江湖に在りて、身己に由らず)」、まあ「渡る世間は鬼ばかり」とほぼ同意でしょう。 「鬼とは一緒にされたくない」とはいえ、我々はそう簡単に「江湖」=「渡る世間」から隠遁しようも無いのです。 では、「己を棄て」てでも「鬼」になるのか?。 このアンビバレントさ、主人公の令狐冲と取り巻く「江湖」「武林」の人間達の波乱万丈の「渡世」を、単純な「二項対立・択一」の物語ではなく描くことにより、この物語をある面深いものとしている。 時として読者を立ち止まらせ、又、勇気づけている。 そう感じています。

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秘曲 笑傲江湖〈第4巻〉天魔復活す秘曲 笑傲江湖〈第4巻〉天魔復活す
(1998/07)
岡崎 由美、金 庸 他

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  この辺からドラマの方は改編が多く小説と「違う」事を言い始めるので、記事は「小説の内容で」書くことにします。 まあどちらにしろ「吸星大法」は出て来たし、おじさんたちの陰謀と狂気の権力闘争、そして金庸の「メタファー・アイロニー」が、全開・加速・爆発していきます。 

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かくも美しく、かくもけなげな―「中国のタカラヅカ」越劇百年の夢かくも美しく、かくもけなげな―「中国のタカラヅカ」越劇百年の夢
(2006/12)
佐治 俊彦

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 ドラマは21話なので半分終わったんですね。 
 向問天に無謀にも助太刀した令狐兄、あんだけ殺しちゃあ「はぐれもの」どころではありませんな(笑)。 そして向問天の「賭け」誘い込まれ、杭州・梅荘の「江南四友」を尋ねます。 「江南四友」のネーミングはこの前ちょっとふれた呉中四才」から取ってるのだと思いますし、あとがきの「隠士」(市隠)がらみのエピソードです。 「隠士」についてはもう一寸先で纏めます。 そこに「琴棋書画」がらみの薀蓄と捻りがたっぷりの章ですが、この辺はスルーということで。
 さて、後半の主役「任我行」が登場しました。 そしてもうお一人この方が・・・。
touho01
 そしてこの二人、どんな関係なんでしょう? 皆さんご承知ですね(笑)
touho02
 で、この刺繍大好き教主は、「越劇」という中国の「タカラヅカ」といわれる劇団の大スターさんだそうです。 それも普段は男役・・・。 楊蓮亭は「ひげ」が無いのでどうみても「宦官」ですな。
 つまり、 「男を演ずる女が演ずる男でなくなった男が女を演ずる男が演ずる男でなくなった男を愛する」  ということですが、句読点無しだと何がなんだか・・?
 この配役は、日本でいえば、天海祐希市川亀治郎の組み合わせですね。 これ面白そう。
 では、この教主役の「茅威涛」さんの普段のお仕事の映像を続きにはっておきます。
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サンデー・サンバ・セッションサンデー・サンバ・セッション
(2006/12/20)
長谷川きよし

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 発売当時のLPジャケットはこれです。
sandaysamba

 永く廃盤で、私も友人に貸したっきり帰らず(というか友人と会わなくなった)、時々思い出してなっていたのですが、突然の再発に感激しました。
 このアルバムは「長谷川きよし」(このアルバムは『別れのサンバ』の音を熱ーーくした感じ)というより、月に一回、新宿や下北沢・西荻窪の「ロフト」に乾裕樹さん、平野融さん、吉川祐二さんとかサンバ好きのミュージシャンとファンが集まって『楽しんだ』セッションの記録です。 皆さんこのあと「CARIACA」というバンドに発展したと思います。 そのリーダー的存在だったフルート奏者の中谷望さんは、当時の私の住処のそばにいらっしゃったようで、時々西荻窪の店でお会いしました。 若造の妄言に微笑んで下さってました。 中谷さんも喉頭癌で夭折されたのです。
 アケタの店とか色々思い出多き西荻窪ですが、もう十年以上行ってないけどどうなってるでしょうね。
 サンバというかブラジル系は、旧くはこんなのがイメージでしょう、まあノッテくればこうなりますが・・・・。 渡辺貞夫さんナベサダもひとつ小野リサさん・・・いいですね。 本場でもこういう軽めの、ものなどなど、もっとふわふわしんみり、そしてサンバカンソンっていう「演歌」が又いいです。 この大御所、エリゼッチ・カルドーソを続きにのせます。
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武田和命 ジェントル・ノヴェンバー (新星堂通販サイト)
gent
武田和命(ts) 山下洋輔(pf) 国仲勝男(b) 森山威男(ds) ’79年9月録音
 武田和命のテナーサックスについては、山下洋輔のライナーノーツの一節を引用します。
 「その音は厳しく優しい。友人のクラシック演奏家が言った『人間が管楽器で出せる最高の音の一つ』という言葉を証言として提出しよう。 しかしその言葉を待つまでも無い。 一曲目の最初の七音を聴いて背中に戦慄が走らない者はないだろう。 他の誰も吹けない分厚いマウスピースとリードが使用されているのだ。 この彼にしか出せない胸を打たずにいない響きをひとりでも多くの人と分かちあいたい」
 このノーツは武田和命への弔辞です。 ’89年8月49才喉頭癌にて死去  (合掌)

 音源が無くて申し訳ないです。 よく比較されたコルトレーンを続きに張ります。 もっと骨太でリリカルそして哀しく優しい「演歌」です。
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明末のはぐれ知識人―憑夢龍と蘇州文化明末のはぐれ知識人―憑夢龍と蘇州文化
(1995/04)
大木 康

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 「憑」でなく「馮」ですよね。 AMAZONさん間違い2ヶ月で3件目ですぞ!

 笑傲江湖の小説「聯手」の章では、華山派を破門された令狐冲と、魔教の反逆者向問天、「はぐれ」者どうしが出会い正邪連合軍と大立ち回りを演じ、お互い「義」に感じ兄弟となります。

 さて、先日この記事で「山歌」について書きましたが、「山歌」を編纂した馮夢龍について、前出の本と同じ著者が書いた題記の本を読んでみました。 まず、『目次』はリンクの通りです。

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My SongMy Song
(1999/11/16)
Keith Jarrett Quartet

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’77年11月録音  Keith jarrett(pf) Jan garbarek(ts,ss) Palle Daniellsson(b) Jon Christensen(ds)
2曲目:My Song, 4曲目:Country の「音」だけでもないかと思いましたが、なかなか見つからず。 5曲目:Mandala が見つかったので続きにのせます。 
 
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 さあて、ドラマの方ですが前回から続きます。 「一人殺してほしい」 「華山派の弟子」 「姓は「令狐」、名は「冲」」 このシテヤッタリの聖姑様の顔はいいですねえー。
seiko70
 しかし、令狐兄は「どうせ死ぬ身だ、殺せ」などとわざといじけた真似をして焦らせます。 XX族のお姉さまがメットを脱ぎ捨てるように笠を放り投げ、とうとう聖姑様は自分から「一緒にいて欲しい」などと言わなくてはならなくなりました。 男としてはこういう告白は相手に言わせなくてはいけませんな。 自分で言ったら一生尻にしかれますね。
seiko73
 勝負所では、ジット目をそらさないのが肝心ですね。 このニヤッとした顔、これでお嬢様の陰謀満願成就です。 またまた泣き落として令狐兄を緑竹巷に連れ込みます。 「今日は緑竹翁居ないの」だって(笑)
seiko75
 食べ物をゲボ!。 聖姑様「つわり」ですか? できちゃった結婚?! ビックリしましたよ、自分で作ったお粥がまずかっただけですか・・・(笑)。
 さて、幸せそうな二人ですが試練が待ちかまえております。 続きでどうぞ・・・
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 茶馬古道を通して伝わった精神文化に注目する。仏教への深い信仰で知られるチベット。茶馬古道は、巡礼の道でもあった。出発地からラサまで、巡礼者たちの9か月1500キロにわたる旅に同行する。
 番組のPR文です。 出発地は「四川とチベット自治区の境あたり」と言っていましたので、地図の丸の地区から、徒歩それも「五体投地」で冬の3,400mの峠を数回越えていくのです。 ひたすら前進していく巡礼者の姿にコメントはありません。
chibettotizu
 唯、皆が皆「五体投地」で巡礼にいくわけではなく、チャーターバスや青蔵鉄道で行く人もいるはずなので、そういう「大勢のチベット仏教信仰者の中には・・・」という表現をして、信仰・生活の現代化と対比していけばより深くなったと思います。
 宣和堂さんのブログで紹介いただいた『NHKハイビジョン特集 茶馬古道 もうひとつのシルクロード (全2回)』。 その1回目『交易キャラバンが行く』を視ましたのでチョコッと。 
 ユーラシア大陸“最後のキャラバン隊”とも言える人々が、今も活動を続けている。
交易の重要な商品である、プーアル茶や塩を、伝統的な方法で生産する人々。そして、過酷なキャラバンの旅を支える家族や村の制度など、沿道の人々の暮らしを見つめる。

 これは番組のPR文ですが、あの戦争や少数民族経済格差問題などに変に構えず、かといってこの辺は三江併流という世界遺産ですが、観光気分になったりしない番組でした。 地上波やBSで再放送があれば、是非見ていただきたく。

 「茶馬古道」とは、雲南・チベット・四川の三角形の交易(交換)物流ルート、今は遠くラサまでを言うようです。簡単な地図を作りました。
茶馬古道01
 片方の主役は中国茶、というより世界の茶のふるさと雲南南部「普洱」のプーアル茶。 もう片方の主役はチベットの「馬」です。 茶馬古道に関してはこれらのHPをご参照ください。 
 「茶馬古道(ChaMaGuDao)」      『茶馬古道』を辿り5000粁 
 人民中国「茶馬古道の旅」11回の連載になっています。

 番組を視て、「シルクロード」は「水平(横の膨大な距離)」の交易ですが、「茶馬」は「垂直(標高差)」の交易と気づきました。
 人が生きるに必要な食物のうち、「穀物」「茶(ビタミン元)」は低地の農産物、「バター」「肉」は高地で生きる「ヤク」の牧畜。 そして、馬の飼育・繁殖は、季節・暑寒の差を「高度差」で調節し、最適な環境を選んでいるんですね。 さらに「塩」(塩の井戸から乾燥法で生産)という原初的工業が絡んできます。 「茶馬交易」とは単なる「商売」でなく「生活」・生きることそのものだと感じました。
 今や、かつての主要路は「高速道路」化し、膨大な物資と観光客が移動しているわけですが、今でも車の通れない山岳地帯に「キャラバン隊」が生き残っているのは、「生活があるから」なんでしょう。 そして、キャラバン隊の主たる金銭収入は、今や「薬草(ゆりの根「貝母」を採っていました)」と「茸(松茸です!)」なんです。 これらは道なき道を辿っていく山奥でこそ採れるものです。

 茶馬古道は、金庸の作品、特に「天龍八部」(ご存知大理国など)と縁が深いのです。 段誉が実の兄と分かった木婉清が段延慶「悪貫満盈」と会うのが、この三江併流の絶壁の上ですね。
虎跳
 天龍ネタはまだ在るんですが、今夜はここまでで・・・・
 緑竹巷の罠で令狐兄の心情を引き寄せたお嬢様ですが、自信過剰なんでしょうね、岳掌門ら華山派の「令狐兄への信用を無くそう」と次々と江湖の豪傑・奇人を送り込んだのはいいのですが、「暴走族を見物に来るヤジウマ」まで集まって大変なことになってしまいました。
 それより誤算だったのは「色事に権力闘争を持ち込んだ楊蓮亭」に、なすすべなくイビラレタことです。 お嬢様、キレる寸前ですね。 「この借りは返してやる!」。 そうです、例の東方不敗との一戦で「楊蓮亭に起死回生の一手」を使いますね。
seiko50
 さて、「待ち伏せ」した五覇崗の小屋で、「小師妹のトコヘ行ったら」など冷やかしながらもやっと令狐兄を捕まえ、「恋の道行き」を始めます。 「顔を見るな」なんて「イナイイナイバア」してる子供みたいですな(笑)。 この嬉しそうな顔、可愛いですね・・・。
seiko52
 なんて調子に乗ってるうちに、江糊の輩と出会って「台湾に行って帰ってくるな」って「聖姑様の御命令」を発し、そのうえ少林寺の方生大師に見破られ、令狐兄に素性がバレテしまいます。
seiko53
 「お前聖姑!」 「だから何よ」 あっちゃあ・・・開き直っちゃいましたねえ。 さあてどうなるんでしょうか・・・ お楽しみは続きで・・・
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雲南25の少数民族―萩野矢慶記写真集雲南25の少数民族―萩野矢慶記写真集
(2003/08)
萩野矢 慶記

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 「藍鳳凰」教主いいですねえ・・・。素敵!。 貴方の毒なら殺されても本望です(笑)
 中国の西南地方(雲南・貴州・四川など)の『少数民族』については、この方のHPの旅行記が詳しく綺麗な写真が沢山あります。 特に苗(ミャオ)族の多い貴州には何回も行かれているようです。 この地区は稲作伝播や食文化で日本人の起源かもしれないということもあり、人気がありますね。

 この数章は江湖の豪傑・英雄(というか奇人・変人)が次々登場しますが、金庸先生も飛ばしまくりです。 『碧血剣』のセルフパロディーで『五仙教』を出して、世の男を「藍鳳凰」でタブラカしつつ、しっかり仕込んでますよ。
 多数民族の数が減ったら少数民族になる?。 このシビアなネタも藍教主と桃谷六仙の会話で出てきますね。
 私など、 折角(苗)ミャオ族の教主が来られたなら、蒙古から「コジン」、満州から「建寧公主」、維吾爾から「ホンチトン」、西蔵から「クマッチ」(彼は後で出番があるか(笑))も応援に来てくれればいいのにね、「五族共和」でしょ・・・。 あれ、お題は「五毒共和」になってる(笑)。

 ここまでの『令狐兄は、伝統の華山派の内力が弱り、「強制注入された六つの気」を、「二つの気」が押さえ込むというかごちゃごちゃになっています。 そこに「四人」+藍教主の血と、「「五宝花蜜酒」(五毒)」が注ぎ込まれたわけです。 その前に漢方の処方で作られた薬酒も飲まされてるし、死にそうな娘にそのエキスを飲まさせています。 とうとう、平一指も手に負えなくなり「一人を生かし一人を殺す」方法の荒療治もあきらめざるを得なくなってしまい、平一指は死んでしまいます。』 この文を「自動翻訳」にかけると「続き」に書いたようになります。 ご一読の程・・・

 そう、聖姑が令狐兄との道行きを目撃した輩に、福建泉州の東南から五百里のところにある「[虫番]龍島」にいって「帰ってくるな」と命令しますが、そこは「台湾」ですよね聖姑様!。

詳細は続きで是非・・・・
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阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊) (岩波文庫)阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊) (岩波文庫)
(1981/01)
魯 迅

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 『カニバリズム』(食人)なんて、タイソウなタイトルですが、天龍・笑傲とネタ程度ですが出てくるので気になっています。 自国の近代文学が「食人」(狂人日記)から始まった、なんて後世の人は衝撃でしょうが、金庸の意図が何処にあるか、今ひとつ解りません。
 さておき、中野美代子先生のこの本は凄いですね。
かに場
私の気になる点のメモは続きにて・・・
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