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批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書) 批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)
廣野 由美子 (2005/03)
中央公論新社
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 小説について「文学遊び(「なぜ面白い」のか?「フカ読み」で「云々」する)」するときのガイドブックです。 用語集のつもりで買ったのですが、「10日でわかる小説の理屈っぽい読み方」になっていて面白いです。

 TVドラマは第二話の後半から「手篭め救難」「廻雁楼座闘」と続きますが、小説は違う構成(プロット)になっています。 時間軸の順番である物語(ストーリー)は「(A)手篭め救難」「(B)廻雁楼座闘」「(C)師太現る」「(D)劉宅での尋問」の順です。 TVドラマのプロットはほぼこの順で作られていますが、小説は(C)(D)(A)(B)の順です。 そして(A)(B)は(D)の中で、「儀琳の語り」で真相が明かされていきます。 この(D)に至るまでの書き方は「上手い、やったね!」という感じです。

 令狐冲は、「色魔で卑怯者で小賢しい」輩のように言われ、儀琳によって「死んでしまった」ことになりますが、 だんだん『いや実は』・・・となっていきます。 本人が現れずして「令狐冲」を登場人物達及び我々読者に強く印象付けます。 印象付けは、云わんかな語り手「儀琳」はじめ各登場人物に対しても、です。

 更に、この劇場的シーンの外側に「盗み見」林平之がいます。 そして小説を読む我々「読者」がいて、読者は各々「期待」「先入観」「知識」「解釈」があり多様な「切り込み方」「読み方」をします。 「小説の世界」と対峙し、「血湧き肉踊る」バトルをすることが「本読みの面白さ」なんだろうと思います。

追:天龍八部ネタですが、「事実は小説より奇なり」ですね・・・
双子の男女が知らずに結婚、婚姻無効に 英国 1月12日9時55分配信 産経新聞
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