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鹿鼎記 1 少年康熙帝鹿鼎記 1 少年康熙帝
(2003/08/26)
金 庸

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 鹿鼎記の小説本を読んだ人はご承知と思いますが、和訳では、訳者あとがきにてことわっているように、原作の第一章を丸々カットしています。 第1章がどういうものでなぜカットしたかは、この 単行本訳者あとがき全文』 をご一読いただきたく。
 このカットは、鹿鼎記の「面白さ」「深さ」を大幅に損ねてしまったと思います。 原文はここから 『ネットで見られる中文の第1章』 みることができます。
 
 そして、単行本では、最後にこの部分を「外伝」的に訳して載せます、とありましたが、単行本の最終巻にはありません。 そして、文庫版の訳者あとがきを書店で覗いたら、この「外伝」を訳します、の部分が削除されていました。

 
鹿鼎記〈1〉少年康煕帝 (徳間文庫)鹿鼎記〈1〉少年康煕帝 (徳間文庫)
(2008/12/05)
金 庸

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 結局この第1章は幻になったのです。 どうも気になり、今回ドラマにあわせて再読するにあたり少しつっこんでみました。
 自動翻訳ソフトの助けを借りてなんとか、何が書いて在るかぐらい覗きました。 私の語学力では、あとがきで説明された以上書くのは憚られますが・・・。
 『「鹿鼎記」の由来である、「問鼎軽重」「逐鹿中原」の逸話と、覇権闘争の際いつも多くの一般市民が犠牲になるというような会話がある。 ・顧炎武・黄宗義・呂留良の反清知識人が色々と文字の獄など政談をする。 ・金庸の祖先である査継佐の話題がでてくる。 オーバイ・呉之栄という弾圧者の話題、呉六奇の話題が出てくる。 顧炎武・黄宗義・呂留良を清兵が襲うが、これを突如現れた陳近南が助ける。』
 大まかにこういった内容で、小説のプロローグとして、この小説の世界にグット引き込む章です。
 文字の獄・反清知識人、陳近南=天地会、すると反清復明・文と武のからみ・・・? など読者に印象付けますが・・・。 第2章からは一転、揚州の花街生まれの「文字が読めない」小僧が主人公となり・・・以降ご存知奇想天外・コメディ調物語・・・。 と第1章の印象とまったく裏返しの世界と物語が展開していくのだと思います。 しかし又、物語としても多くの伏線が書かれてあります。 旧作のドラマ鹿鼎記ではしっかり第1章のエピソードに触れていました。
 多分、第1章からこの小説へ入っていくと、2章からの「ヒックリガエシ」で、作者が唯の「バカ話」を書こうとしたのではない、ことが段々と印象に残っていくと想います。 『訳者あとがき』に書かれたようなカットする理由は、申し訳ないですが「余計なお節介」で、原作のまま提供すべきです。
 かえすがえす、第1章をカットし、さらに幻になってしまったことは残念です。

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