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仏説四十二章経・仏遺教経 (岩波文庫 青 307-1)
 『四十二章経』は、鹿鼎記の解説で「現実に存在する仏教の経典。秘教だとかそういうものではなく、非常にありふれたもの。書店にいけば簡単に購入ができる。」とありますが、岩波文庫は「絶版中」(笑) 古本では手に入るようです・・・早速探しましょう(笑)。
 なので、AMAZONで古本「1¥」のこれを取り寄せました。
仏道入門―四十二章経を読む (講談社学術文庫 (983))

 というわけで、初期仏典の「ダイジェスト版」といえる四十二章経ですが、「仏の道のガイドブック」ですね。 こうすれば貴方も「ホトケサマ」になれる。 原文はこちらから・・・
 原典を四十二の章に分け、各々に四文字熟語の題名と要点をつけています。 写経のつもりで列記してみますと、
 第一章   出家証果 (出家たるものはすべからく証りの果を得なくてはならない)
 第二章   断欲絶朕 (愛欲を絶ちその起こるところを絶やさなくてはならない)
 第三章   割愛去貪 (愛着を除き、貪りを捨てなくてはならない)
 第四章   善悪並明 (十悪をとがめ、十善をなさなくてはならない)
 第五章   転重令軽 (罪の重きを軽くしなくてはならない)
   <以下抜粋 全章は続くで・・・ > 
  ・・・・・
 第二十二章 財色招苦 (財欲、色欲は苦を招く)
 第二十四章 色欲障道 (愛欲は色欲より甚だしきはなし)
 第二十五章 欲火焼身 (愛欲は必ず身を焼く)
 第二十七章 無著得道 (情欲のために惑わされなかったら道を得ん)
 第二十九章 正観敵色 (女色を視てはいけない)
   ・・・・・

 色欲など生臭い話がやっぱり多いのですねえ。 第二章の「(愛欲を絶ちその起こるところを絶やさなくてはならない)」って「宦官になれってこと?!」(笑)。 『出家証果 断欲絶朕』 は、まるで、笑傲江湖・葵花法典の出だし「武林稱雄,揮劍自宮」みたいですね(爆)。

 金庸の他の小説では純な「善き人」が少しは出てきますが、鹿鼎記では出てきませんね。 というわけで、四十二章経は「奪い合う」ものの誰も読んでないってわけですね。 皆さん思ってること、やってることはこの経典の教えと「裏返し」のことばかり。 「書いてあることと」と「やってること」・・・「理想と現実」・「建前と本音」・「記録と事実」・・・は全然違うかもね・・・というお話です。

 『四十二章経』 全章・題名と要約
 第一章   出家証果 (出家たるものはすべからく証りの果を得なくてはならない)
 第二章   断欲絶朕 (愛欲を絶ちその起こるところを絶やさなくてはならない)
 第三章   割愛去貪 (愛着を除き、貪りを捨てなくてはならない)
 第四章   善悪並明 (十悪をとがめ、十善をなさなくてはならない)
 第五章   転重令軽 (罪の重きを軽くしなくてはならない)
 第六章   忍悪無瞋 (悪人の毀謗に耐えて瞋ることをしてはならない)
 第七章   悪還本身 (慎んで悪をなしてはならない)
 第八章   塵唾自汗 (天に唾し逆風が塵を空に揚ぐるに、還って我身をけがすように賢者を毀れば我身を滅す)
 第九章   返本会道 (志を守って道を奉ずれば、道を会し得ることになる)
 第十章   喜施獲福 (人の道を施すをみて歓喜すれば、福を獲ることとなる)
 第十一章  施飯転勝 (飯を施すに勝る道がある)
 第十二章  挙難勧修 (なし難きを挙げてそれを誡める)
 第十三章  問道宿命 (至道を会して宿命を知る)
 第十四章  請問善大 (善の最大なるものを仏に問う)
 第十五章  請問力明 (多力にして最明なるものを仏に問う)
 第十六章  捨愛得道 (愛欲を捨て道を見るべきである)
 第十七章  明来暗謝 (烜を持ち来れば暗きは滅する)
 第十八章  念等本空 (無念の念を念とする等のことがなければ迷うことは無い)
 第十九章  仮真並観 (仮と真をよく観ぜよ)
 第二十章  推我本空 (我身はこれ幻有のみ)
 第二十一章 名声喪本 (声名を求めては身を亡ぼす)
 第二十二章 財色招苦 (財欲、色欲は苦を招く)
 第二十三章 妻子甚獄 (妻子に繋がるは牢獄より甚し)
 第二十四章 色欲障道 (愛欲は色欲より甚だしきはなし)
 第二十五章 欲火焼身 (愛欲は必ず身を焼く)
 第二十六章 天魔嬈焼 (天魔が仏意を壊らんとする)
 第二十七章 無著得道 (情欲のために惑わされなかったら道を得ん)
 第二十八章 意馬莫縦 (意を放縦にしてはならない)
 第二十九章 正観敵色 (女色を視てはいけない)
 第三十章  欲火遠離 (欲の火を避けなくてはならない)
 第三十一章 心寂欲除 (欲心を絶つに如くはない)
 第三十二章 我空怖滅 (怖を滅するには愛欲を絶て)
 第三十三章 智明破魔 (心を明確にして衆魔を破れ)
 第三十四章 処中得道 (中正に処して道を得よ)
 第三十五章 垢浄明存 (心の垢を去れば行は清浄となる)
 第三十六章 展転獲勝 (難きを超えて更に得るものを得よ)
 第三十七章 念戒近道 (戒を憶念すれば終道を得ん)
 第三十八章 生即有滅 (人の命は幾くかある)
 第三十九章 教海無差 (仏の言説を信順すべし)
 第四十章  行道在心 (行道は心にあり)
 第四十一章 直心出欲 (心を直くして情欲を滅せよ)
 第四十二章 達世知幻 (凡そ対象として視るものは幻と知れ)

 この題名などに、物語り進行のネタなどあるかとおもいましたが?・・・どうでしょうか。
 
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