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 さて、鹿鼎記最大の盛り上がり場面、『歴史の主役が雲南平西府三聖庵に集合!。 ここは金庸の小説では、笑傲江湖の「嵩山会議」、天龍八部の「少林寺」などと並ぶ、何度読んでも面白い場面です。 

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 左から・・・「衝冠一怒為紅顔」でご存知の『呉三桂』中文Wiki)(百度百科)、そして陳円円百度百科)、九難=長平公主百度百科)、最後はえ!というこの人中文wiki)(百度百科ですね。

 ストーリーは、建寧公主の応熊チン切り事件衝冠一怒為睾丸」(爆)とか、色んな話が同時進行して混乱しますが、この方の登場で話はグンと締まります。 待ってました「陳円円」様・・・!。
 九難に指示されて呉三桂を襲った阿珂ですが、あっけなく捕まってしまいます。 そして九難は陳円円の庵を訪れ「二歳の時に攫われた(九難が攫ったんですがね)娘がいるぞ・・・」と伝え、平西府の牢で母娘再会となるのです。 父親は呉三桂ということになっているのですが、どうも雰囲気がおかしいですね・・・。 小宝もいつもの「機転と狡さ」で局面打開を図りますが、まあこの皆様の前では如何ともしがたく振り回されていきます。
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 陳円円は、阿珂を助けるには小宝を利用しようと、三聖庵に誘い出します。 さすが、この辺のオープンセットは手抜きしていませんね(笑)。
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 小宝は円円を視るなりいつもの様に「惚けて」しまい、観音様と叩頭する始末(笑)。 そして、円円の奏でる「円円曲」を挿みながら、互いに打ち解けあっていくのですが、ここは是非原作を読んでください。 二人の会話は結構染み入ります。 「円円曲」の全文と訳は続きにて・・・
 さて、円円は阿珂を助けるには、「阿珂に自分は呉三桂の娘だと認めさせる」しかない、と話を展開しますが、そこにこのオッサンが登場し、またまたややこしくなります。
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 さて二人の関係は?阿珂の運命は?・・・如何。 次回のお楽しみ・・・という処でした。

圓圓曲』 呉偉業(梅村)作  『解説のHP1 HP2

鼎湖當日棄人間,破敵收京下玉關。
慟哭六軍俱縞素,衝冠一怒為紅顏。
紅顏流落非吾戀,逆賊天亡自荒讌。
電掃黃巾定山,哭罷君親再相見。

相見初經田竇家,侯門歌舞出如花。
許將戚里箜篌伎,等取將軍油壁車。
家本姑蘇浣花里,圓圓小字嬌羅綺。
夢向夫差苑里遊,宮娥擁入君王起。
前身合是採蓮人,門前一片塘水。
塘雙薯飼@飛,何處豪家強載歸?
此際豈知非薄命,此時只有淚沾衣。
天意氣連宮掖,明眸皓齒無人惜。
奪歸永巷閉良家,教就新聲傾座客。
座客飛觴紅日暮,一曲哀弦向誰訴?
白皙通侯最少年,揀取花枝渚・曙レ。
早攜嬌鳥出樊籠,待得銀河幾時渡。
恨殺軍書抵死催,苦留後約將人誤。
相約恩深相見難,一朝蟻賊滿長安。
可憐思婦樓頭柳,認作天邊粉絮看。
遍索珠圍內第,強呼絳樹出雕欄。
若非將士全師勝,爭得蛾眉匹馬還?
蛾眉馬上傳呼進,雲鬟不整驚魂定。
償倨x迎來在戰場,啼妝滿面殘紅印。
專征簫鼓向秦川,金牛道上車千乘。
斜谷雲深起畫樓,散關月落開妝鏡。
消息傳來滿江鄉,烏臼紅經十度霜。
教曲妓師憐向在,浣紗女伴憶同行。
舊巢共是啣泥燕,飛上枝頭變鳳凰。
長向尊前悲老大,有人夫婿擅侯王。
當時祇受聲名累,貴戚名豪競延致。
一斛明珠萬斛愁,關山漂泊腰支細。
錯怨狂風丈ソ落花,無邊春色來天地。
嘗聞傾國與傾城,翻使周郎受重名。
妻子豈應關大計,英雄無奈是多情。
全家白骨成灰土,一代紅妝照汗青。

君不見館娃初起鴛鴦宿,越女如花看不足。
香徑塵生鳥自啼,屟廊人去苔空。
換羽移宮萬里愁,珠歌翠舞古梁州。
為君別唱吳宮曲,漢水東南日夜流。

 以下訳は「鹿鼎記」翻訳文から・・・

 かつて帝この世を去られた日。
 敵を破り都を奪還せんと、山海関を下る。
 全軍みな慟哭して、喪服をまとったが。
 冠をつきあげるほど激怒したのは、紅顔の美女のため。

 紅顔の美女が落ちぶれようと、こちらには未練は無く。
 逆賊は天に滅ぼされる運命、みずから酒宴にふけっている。
 黄布や黒山のような匪賊も、たちまち掃討して。
 主君と両親の弔いをすませて、再びかの人と逢ったが。

 思い起こせば、初めてあったのは、外戚の家。
 そのお屋敷から、美女が花のように繰り出して舞い歌う。
 貴族の街で箜篌(くご)の名手と認められ。 
 将軍から漆塗りの車で迎えられる日を待っていた。

 家はもと 蘇州の浣花裡(かんかり)。
 円円とは幼名、薄絹をまとって育った。,
 呉王夫差の御苑に遊ぶことに夢を馳せ。
 女官たちに支えられて入れば、王も席を立つ。

 前世は、きっとあの蓮を摘んだお方か。
 門前を一筋、塘(おうとう)の川が流ているのだから。
 塘から、二丁櫓の船で飛ぶように。
 どこの豪族であろうか、円円を無理やり乗せていったのは。

 この時は 薄命に沈む身でないと誰が知り得よう。
 ただ、涙が袖を濡らすばかり。
 天をつく意気込みは、後宮もとどいたが、
 これほどの美貌も、帝の愛惜を受けるに至らず。

 後宮より奪い帰って、屋敷に閉じこめ。
 新曲を教え込んで、並みいる客たちを惹きつけた。
 客たちが酒杯をまわすうち、日も暮れて。
 悲しげな弦の響きは、誰に訴えるのか?。

 白皙の将軍はことに年若く。
 この花を手折ろうと、ときどき訪れた。
 一時も早く、かわいい鳥を籠から出したくて。
 めぐりくる七夕を待って、天の川をいつ渡ろうか?。

 ほんとに恨めしい、出陣の命令が容赦なくせきたてて。
 ねんごろに逢う日を誓ったのが、人の運命を狂わせた。
 誓った恩愛の情は深くとも、逢うことがもかなわぬうちに。
 この朝、群がる賊兵が、都に満ちわたった。

 哀れ、離れた夫を思う妻は、楼のわきの柳を見るにつけ。
 天の彼方に飛び散る、柳の絮(わた)に思いを馳せ。
 賊はくまなく愛妾を捜し求め、奥屋敷を取り囲や。、
 美女をむりやり呼び出して、美しい欄干から引き下ろした。

 もし壯士が完勝を得なかったら。
 この美女が馬に乗って、帰りえたであろうか。
 馬上の佳人の到着が、つぎつぎと伝えられた。
 豊かな黒髪も乱れたままであるが、胸の騒ぎもようやくおさまって。

 蝋燭をともしながら、将軍が出迎えたのは戦場。
 涙に崩れた化粧は満面に、紅も色褪せたまま。
 賊を征伐する軍楽隊の響きは、蓁川に向かい。
 蜀への街道につらなる車は千輌。

 斜谷(やこく)の雲深くたちこめるあたりに、みごとな楼閣を建て
 散関(さんかん)に月の沈むころ、化粧鏡を開きもした。
 便りは伝わって、蘇州の町にもひろがった。
 楓の葉が十たびも霜で紅く染まったのち。

 音楽を教えた師匠は、佳人がまだ生きていたと懐かしがり。
 かつての仲間たちも、連れ立った日々を思い起こした。
 ともに泥を運び、一つの素を作った燕だったのに。
 高い枝に飛び移り、鳳凰に姿を変えてしまった。

 いつまでも酒壺を前に、寄る年波を嘆くものも有れば。
 夫が王侯の位を勝ちとった女もあったのだ。
 あの頃は、なまじ評判がたったばかりに。
 貴族からも富豪からも、きそって迎えられたが。
 祝儀にいただく真珠はひと升、つのる愁いははかりしれず。
 幾山越えてさすらいの旅、身も痩せ細ってしまった。
 突風が落花を吹き散らすと恨んだけれど。
 見渡すかぎりの春景色が、天地にやってきた。

 その昔、国を傾け城を傾ける美女がいて。
 周瑜が盛名を馳せたと聞いた。
 妻子ごときが、国家の大計にかかわるはずもないが。
 英雄というものは、何分にも多情なのだ。

 一族が皆殺しに遭って、白骨が土になってしまっても。
 一代の美女の名は、歴史に残ることだろう。
 思い出したまえ。館娃宮が建った時、つがいの鴛鴦がやどって。
 越の美女は花のよう、見れど見飽きぬ姿だったが。

 香草を摘んだ小道は塵に埋もれ、烏がさえずるばかり。
 渚L(しょうろう)には人影もなく、苔だけがむなしく青い。
 さまざまな曲の調べにも、愁いは果てしなく。
 玉のような歌声、翠の舞衣に、昔の梁州の曲を奏でている。

 あなたのために、別に呉宮の歌を歌おう。
 漢水は東南へ、日夜流れて去って、戻る日はないのだから

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