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 ドラマの方はあと一週になってきましたね。 歴史と小説は行き詰っておりまして一回休みです(笑)。
 この記事からの続きになりますが普通の人「韋小宝」の対面に誰を持ってくるか・・・ということで、「異民族」王朝で一番の名君愛新覚羅玄・康煕帝」を持ってきたのは流石です。

 最初は、この「王子と乞食」のように小玄子と小桂子が入れ替わってしまうお話かな・・・と。 康熙帝はこの本によると、幼年期は「北京の市井の庶民の間で育てられた」そうなので・・・。
 
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 この「とりかへばや物語」は、男と女の「異性変身譚」ですが、王朝の裏表、皇帝と皇后ではなく、「皇帝と宦官」が入れ替わってしまうお話かな・・・とか最初は雄大な妄想をいだいたのですが、
 
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  康熙帝は大清帝国の為に七つの功績をあげ、小宝は七人の奥さんとお金を手にした(笑)。 得たものも全くの対照「公私」の局地ですね。 『康煕帝得了七个功绩,韋小宝双手抱七老婆』ということか。 それでも二人とも本当に「幸せなの?」・・・。
 結局このお話は、そのままでは、全てにおいて「対照的」な二人が、何も知らない無垢な「幼年期」に友人になり、お互い自分の立場や経緯に沿いつつも「己を貫き」生きてきたがゆえ、最後、どうしようもなく遠い立ち位置に離れてしまう。 という、「泣かせる」青春小説ですよ。 後半の二人きりの会話なんて、なりたくないのに「おとな」になってしまった「せつなさ」が、お互いの「裏のある言説」から読み取れて、可笑しくもあり悲しいですね。 なんて(笑)

 七老婆は、「人間(嫁さん)には、一つぐらいいいところあるんだよ」という、金庸先生の、普通の「夫達」への慰め・・・というか、女性読者への「励まし」かもしれませんね。
 鹿鼎記は、前半の仕込み段階の人間関係がどうも「立ち消え」尻つぼみです。 毛文龍の娘「毛東珠」なんて、親の仇袁崇煥を撃つとばかり、袁承志をひっぱり出し、阿九と呉三桂も絡めて「ドロドロ」劇・・・なんて期待したんですが、結構原作もアッサリとおしまいになってしまいました。 金庸先生のこの辺の締めくくりの甘さというかアッサリ感は、小説の執筆に意欲を失ってきた故でしょうか。 それ故、三文人と小宝のやりとりや、春花ママの最後の決めセりふは丁寧に描いて欲しいものです。
 でも、何故「鄭克爽」をあれほど忌み嫌うんでしょうね。 経緯でこうなったから、トコトン!なんでしょうが、もひとつ読みきれません。

 つらつら書きましたが、最後に、ドラマでは小宝達が最後住むところは揚州のようですが、原作では「大理」です。 金庸先生よほど大理が気に入られたのでしょうか。 大理のどこかに「小宝のお宝」が埋まっているかもしれませんよ。

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