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 74年オランダというチームがどんな成り立ちか、 『当時一世を風靡したアヤックスのサッカーを、代表チームでも実現した』というのが定説のようで、大住さんのこの本でもそう書かれています。 尚、この本の74年オランダの記事は、本大会までの流れが分かりやすく纏められて。 私の記憶もこんなものです。
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(2004/02)
大住 良之

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 唯、色々と読み直し見直していくと、74年の代表チームにもヤンセン・ハネヘムという中盤の軸の選手を輩出し、UEFAチャンピオンズカップ(Wiki)を、70年にアヤックスに先んじて獲得した「フェイエノールト」ってどうなのよ・・・? アヤックスに比べて「土俵にも乗せられない」ようなサッカーだったの? アヤックスシステムに選手を組み込むといっても、そう簡単ではないのでは? などと、疑問が湧いてまいります。 まあそれ以前に「アヤックスのサッカー」が、実際にそのプレー内容は如何なるものだったか? 日本語では、あまり観戦記や分析したものもありませんが・・・閑話休題。

 ひとまず、あの時代の「フェイエノールト」(以下フェイエと記します)について首を突っ込んでみたくなりました。

 まず、国内リーグ(エールディヴィジ)での、フェイエとアヤックスの対戦記録ですが、65年から74年の10年間をみると、『アヤックス:8勝 フェイエ:5勝 7引分け』、『リーグ優勝 アヤックス:6回 フェイエ:4回』(殆どどちらかが2位)という10年間わたる「2強・ライバル・好敵手」でした。

 フェイエのサッカーですが、上記の大住さんの記事では(p82)
 フェイエノールトは、オーストリア人のエルンスト・ハッペルの下、イタリアのチームを思わせる守備的な戦術でのし上がってきたチームだった。 オランダきっての守備の名手であるDFドリヌス・イスラエルを深い位置にリベロとして置き、厚い守備から鋭いカウンターを繰り出す攻撃を得意としていた。 中盤にはパスの名手ビム・ファンハネヘムを配置し、彼のパスに合わせてスウェーデン人のスターFWオべ・シンドバルがすばらしいスピードで突破するのが、フェイエノールトのスタイルだった。
 何か、守ってカウンター、という、よく言われる「アヤックス・トータルフットボール」と対極のスタイルみたいです。

 そして、当時の監督「ハッペル」(Wiki)の記事にはこうあります。
 ハッペルの紹介(Wiki)から引用・・・
 ヨーロッパの監督として初めて「プレッシング」の戦術を開発し、オフサイドトラップ、ゾーンプレスなど当時としては最先端の戦術を次々とチームに導入。後に有名になるオランダのトータルフットボールの基礎を既に1960年代前半に作り上げていた事で「モダン戦術の発案者」として知られている。「トータルフットボール」で世界的に有名になったリヌス・ミケルスもエルンスト・ハッペルを尊敬していたと発言している。
 何だか凄いことが書いてありますね。 

 更に、UEFA.comのハッペル記事から、フェイエでの戦いについて、
Discipline
Far from baffling opponents with total football, his Feyenoord side frustrated the opposition by taking possession football to strange, tiring extremes, using disciplined zonal marking and a stifling use of the offside trap. Thirty years before Mourinho talked of his players resting in possession, Happel drilled Feyenoord to keep the ball at all costs, changing direction, moving the ball rapidly and generally forcing opponents to play the chasing game

 訳してみると
 『<規律(ディシプリン)>
 トータルフットボールに対抗する為、フェイエノールトは、規律あるゾーン的マーキングと、オフサイドトラップを使い、極端に疲れる「ポゼッション・フットボール」をもって、相手をいらいらさせました。 モウリーニョが、休息ポゼッッションを選手たちに語る30年前に、ハッペルは、ボールを何があってもキープしろ、そして切り替え、ボールを早く動かし、相手を「チェイシングゲーム」に追い込め・・・と、練習させた。』
 ううむ、そうですか・・・これもポゼッションとか今風のことが書いてありますね。

 そう、これは「視る」しかありません
 とはいっても、ネット検索ではゴールシーン程度で殆ど映像がありません。 ということで、現地直送のDVDを入手しました。
 まずは、’70年チャンピオンズカップ決勝:vsセルチック戦・・・一発勝負で結果優先、ある程度相手の手の内は判る。
 そして、同2回戦:vsACミラン戦・・・第一戦アウェーを0-1で落としたホームでの第二戦、二点差で勝たなくてはいけない試合。 尚、ACミランは前年アヤックスを決勝で4-1で粉砕したディフェンディングチャンピオンです。
 この2試合を、次回以降で視て行きたいと思います。

70年チャンピオンズカップ決勝戦 フェイエノールト2-1セルチック

その他関連映像
http://www.youtube.com/watch?v=JI_34vCdaFM
http://www.youtube.com/watch?v=LWHrKTuSAr4
http://www.youtube.com/watch?v=GyTPQLrQfDQ
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