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 この記事からの続きです・・・メンバー・フォーメーションなどこちらから・・・
 '69-70チャンピオンズカップ決勝戦、フェイエノールトvsセルチック後半・及び延長戦です。
 前半は、攻めようとするセルチック、守ってカウンターが基本のフェイエ、という拮抗した展開でした。 後半は、開始早々フェイエがやや人数をかけた攻めをしだし、数人のコンビネーションプレーからセルチックを崩すチャンスがありました。 その例です。

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 ①ピッチ中央ややセルチック陣内でハネヘムがボールをキープ マーカーが距離を開けてついている。 ②ハネヘムはドリブルで前進し、引いてきたシンドバル(桃)にパスし、左サイドを上がる。 マークは置いていかれる。 ④DFが詰めるが、シンドバルはワンタッチで右に上がっていたSBの②Romeijn(ロメイン・黄)にはたく ⑤ロメインは、中央に入り込んでいた左ウイング・モウリンの頭越しに、走りこんだハネヘムめがけ、浮きダマのパスをワンタッチで出す。 ⑥ハネヘムにDFが集まるが、キープして、 ⑦左サイドを駆け上がってきたSB③ダヴェンボーデ(青)の前にボールを流す。 ⑧ダヴェンボーデはダイレクトシュート ⑨惜しくもファーサイドに外れる。
 「三人目の動き」とサイドバックの上がりが絡んだトライでした。 フェイエの時間と人数をかけた崩しは、回数は少ないもののこのようなアイデアやコンビプレーがありました。 一方セルチックは、ジョンストンなどの個人突破、または二人だけのパス交換で崩そうとする為、ペナエリア前で潰されるか、クロスをクリアされ、フェイエの巧みなロングカウンターを喰らう、という展開が、延長戦終了まで続きます。

 セルチックの攻めとフェイエのカウンターの例です。
fey-cel70h
 右サイドでセルチック選手がボールを保持。 厳しくマークされ前を向けない、 ②右タッチライン際の選手にパスする。 ③スライディングでチェックされ後ろへ戻す ④ボールは後ろからきたジョンストンに渡り、 ⑤ジョンストンはドリブルで中に仕掛け、 ⑤1人かわし ⑥内側に切り返すが、 ⑦数人のフェイエDFのチェックされボールを奪われる ⑧ボールを拾ったフェイエの選手が一気にドリブルで前に持ち出し、 ⑨左サイドへ縦パス ⑩オフサイドぎりぎりから飛び出したモウリンが一気にゴールに迫り ⑪シュートを狙うが ⑫戻ったセルチックDFがタックルしてクリア ぎりぎりで決定的チャンスを防ぐ。

 もう一例
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 ①ジョンストンが右サイドを持ち上がり、 ②フェイエの選手のチェック寸前に、 ③オーバーラップしていたSBの前にスルーパスを出す。 ④SBは追いついてクロスを上げる この時フェイエは3人の選手が外にひっぱり出された ⑤クロスは中央でCBがクリア。 セルチックは4人詰めていたがシュートには至らず。 ⑥クリアボールを拾ったフェイエの選手はワンタッチで前に走り出した選手にボールを繋ぎ、⑦この選手は無人のセルチック陣をドリブルで上がる。 ⑧トップに残ったシンドバルは、まっすぐ下がるCBとクロスするように「横に」走りオフサイドとマークから逃げ ⑨パスを受け ⑩ドリブルで勝負 ⑪戻ってきたDF2人に挿まれながらもシュートするが、 ⑫キーパーがブロック。 

 こういった展開で、自陣に出来た広いスペースを走りまわらなくてはならないセルチックDF陣が、ドンドン消耗します。 こういうときは守る方が気が抜けず、疲労はかさみます。
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 こういった、シンドバル(赤)の「DFの視界から消えて出てくる」簡単なプレーに、マークが付ききれなくなります。 足がつって治療を受けるセルチックDFも出てきました。 一方フェイエはシンドバルはじめ益々元気に「ここぞ」の走りを続けます。
 結局、セルチックはShot on goal は試合通じて2,3本、それもキーパーにはイージーなシュートでした。 一方フェイエは、カウンターから決定的チャンスを10回程度作っています。
 
 そして、延長も終了間際、センターサークル付近のFKから、なんでもないロビングボールをDFが被って、裏に走りこんだシンドバルがイージーなシュート。 決勝点!
fey-cel70k

 もうセルチックに取り返す力は有りませんでした。
 この戦いのフェイエノールトは、大住さんの記事のように、
 「オランダきっての守備の名手であるDFリヌス・イスラエルを深い位置にリベロとして置き、厚い守備から鋭いカウンターを繰り出す攻撃を得意としていた。 中盤にはパスの名手ビム・ファンハネヘムを配置し、彼のパスに合わせてスウェーデン人のスターFWオべ・シンドバルがすばらしいスピードで突破する」
 という、戦術を120分間やり通し、オランダ勢で初めて、ビッグイヤーを獲得したのだと思います。

 さて、2回戦ではACミランをホームで2-0で破っているのですが、初戦1-0で勝った「イタリアのACミラン」が、セルチックのようにオーソドクスな「攻め」を仕掛けてくるとも思えません。 如何にして、勝ち抜いたのでしょうか? この試合のDVDも手に入れたので、視てみたいと思います。

 以下、次回・・・・
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