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 この記事からの続きです・・・・。
 前回の記事で、69-70年に、UEFAチャンピオンズカップをアヤックスに先立って獲得した、フェイエの決勝戦を視ましたが、しっかり守ってカウンターを徹底し、66-67に優勝し、全盛期のセルチックを持久戦で破った試合でした。  '69-70 チャンピオンズカップ全ての記録はこちらから・・・

 さて、この試合だけで、70年フェイエをカウンタ型チームと割り切ってしまうのは怖いので、「勝たなくてはならない」試合も視てみる事としました。以下続きます・・・

 そこで、前年の覇者ACミランとの二回戦の第2戦、第1戦アウェーを0-1で落としたホームでの戦いです。 サンシーロでの第1戦については、UEFA.comのハッペルの記事に、こんな記述があります。
 『The toughest test Feyenoord faced on their run to the 1970 final was their second-round tie against reigning champions AC Milan. Happel switched Feyenoord to 4-4-2 in the San Siro, squeezing Gianni Rivera's space, and lost only 1-0. 』
 「4-4-2のシステムで、リベラのスペースを絞って、0-1の敗戦ですませた」 ということでしょうか。 

この第2戦詳細の先発メンバー・得点者は下記です。 選手名をクリックすると紹介wikiにリンクします。

26-11-'69 Feijenoord (Ned) 2-0 A.C. Milan (Ita)
[(F): Wim Jansen 6, Wim van Hanegem 82]
Feijenoord: Eddy Treijtel; Pieter Romeijn , Theo Laseroms, Rinus Israel , Theo van Duivenbode, Franz Hasil, Wim Jansen, Wim van Hanegem, Henk Wery, Ove Kindvall, Coen Moulijn.
Coach: Ernst Happel
A.C. Milan: Fabio Cudicini, Angelo Anquilletti, Roberto Rosato, Karl-Heinz Schnellinger, Maldera, Santin, Giovanni Lodetti, Angelo Sormani, Romano Fogli, Nestor Combin, Pierino Prati
Coach: Nereo Rocco

 両チームのフォーメーションは下記の通りと思いますが、何しろDVDにアナウンスがなく、特にACミランは「③Schnellinger(シュネリンガー)」(金髪のドイツ名スイーパー)「⑪Prati(プラティ)」以外はよく判りません。 当時ACミラン攻撃陣のスター、前年バロンドールジャンニ・リベラは何故か出場していません。 背番号はマッチアップで確認しました。
69fey-milan02
 一方フェイエは決勝戦とキーパー以外同じメンバーです。

 ご紹介いただきましたが、ほぼ得点シーンだけのダイジェスト映像がネットにありました。 


 さて、試合は、守ってカウンターというわけに行かないフェイエがどう試合に入ってくるか・・・がまず見所ですが、少々長くなりますが、下画に示したとおり、キックオフからガンガン前に出てきます。 ユニフォームの色が見難いのですが、ミランは濃色、フェイエが薄色です。
fey-mil001a
 (1)ミランのキックオフから後ろへ戻す。 そこへフェイエの3人の選手が詰める。 ミランの選手(茶)はロングボールを蹴りだす。
 (2)ロングボールを拾った③srael(イスラエル・水色)は、左ウイング⑪Moulijn(モウリン・緑)の前のスペースへロングボールをフィードする。
 (3)これに⑨Kindvall(シンドバル)含めフェイエは3人の選手が追う。
 (4)ミランのスイーパー③Schnellinger(シュネリンガー・茶)が先にキープし、キーパーにバックパス。 シンドバル(水色)はまだ追ってくる。
 (5)シンドバルに前に立たれたキーパーは、即のロングキックができず (6)左サイドの選手にパスをする。
 (7)シンドバル(水色)は更にボールを追い (8)ミランの選手(茶)にチェックに行く。 ミランは縦にパスを出す。
 (9)ミラン受け手(赤)の選手に、⑤Duivenbode(ダベンボーデ)がチャージし、ミラン(赤)はバックパスする。
 (10)ミラン(茶)はパスの出しどころがなく、ロングボールを蹴る。
 (11)これを、③イスラエル(黄)が受け (12)今度はロングボールでなく、ドリブルで前に持ち出す。
 (13)イスラエル(黄)はスルーパスを (14)走りこんだ選手に出すが、ミランDFがカットする。
 (15)ミランDFはフェイエFWをいなし、前を向き (16)左サイドの選手(茶)にパスする。 これにフェイエ右SB②Romeijn(ロメイン・桃色)がダッシュで詰める。
 (17)ロメインにチェックされたミラン選手(茶)は、バックパスする。
 (18)バックパスを受けたミラン選手(茶)は、更に詰めてきたロメインと画面左上から詰めるフェイエ選手にチェックされ、クリア同然のキックをする。
 これは、右タッチラインを大きく割りました。

 こうして、フェイエは試合開始から、前がかりになり、主導権と点を取りにきます。
 画の(1)、(7)~(10)、(16)~(18)など、画面の人数がフェイエとミランが同数以上、ボールに複数のフェイエ選手が絡もうとする、SBが高い位置でチャレンジするなど、原初的「前からプレス」と言っていいかもしれません。 スイーパーのイスラエルが、ミランの苦し紛れロングボール落下点にいて、更にハーフウェーラインを越えてドリブルし、スルーパスを出すのも、その関連かと思います。
 ミランは、なんとか落ち着かせようとしますが、プレスされ、蹴るだけになります。 そして、決定機が一度あり、6分のヤンセンの先取点になります。

 そのあたりの詳細と試合展開は、次回にて・・・
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