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 '69-70チャンピオンズカップ二回戦、フェイエノールト対ACミラン。 いよいよ勝負の後半です。
この記事からの続きです。  メンバー・布陣などはこの記事から・・・・

 ミランは、後半開始から、攻守に全く消えていた右サイドFWの⑦番に替え、⑬番を入れてきました。 名前は不明です。 フェイエは交代は無し。 マークのマッチアップも変わらないようです。
 ミラン、フェイエとも後半開始早々活動的になります。 しかし、ミランが3人のFWめがけロングボールか、単独突破のみです。 リベラ不在の影響なのでしょうか・・・。
 一方フェイエは、SBが頻繁にオーバーラップし、さらに、MF・DF陣もボールに素早くチャージすることにより、結果「押し上げ」る効果が出てきます。 得意の、『左サイド(クローズ)、オープンな中央から右サイドへ展開、突破・・・』という形から、ミランを全面的に自陣に「押し込むようになります。

 以下続きます。
 ほぼ得点シーンだけですが、ネットダイジェスト映像を紹介いただきました。 


 後半開始早々の、フェイエ右SB②ロメインの上がりです。
fey-mil010
 (1)ミランのロングボールは、フェイエキーパーまで届く。 (2)キーパーから右SB②ロメイン(桃)へすぐ渡され、そのままドリブルで持ち上がる。
 (3)ハーフウェーライン付近でフェイエ右ウイング⑧ヴェリー?が待ち受ける。 ミラン⑪プラティ(茶)がロメインのマークに追いかける。
 (4)ロメイン(桃)は、一旦ボールをヴェリー(黄)に預け、そのままダッシュで上がる。 (5)ヴェリーからスルーパスがロメイン(桃)に通る。 ミランのマーカープラティ(茶)は追いかける。
 (6)ロメインは、一度ストップし、 (7)サポートに来たヤンセン(水色)とワンツーで更に裏へ抜ける
 (8)ドリブルで切り込むが、 (9)ミラン・シュネリンガー(茶)がタックルで阻止。

 フェイエSBがのオーバーラップに対応する為、マーカーのミラン両FWは走らされ、一転カウンターやポゼッションによる崩しでも、いい位置を取ることができず、攻撃に全く絡めません。 単調なフィードボールをフェイエに奪われて反攻されるというパターンが多くなります。
 しかし、ミラン・スイーパーのシュネリンガーが的確なカバーで、最後のところで阻止しつづけます。
 シュネリンガーは、ロングボールの供給者でもあるのですが、フェイエは、出来る限りボールを持ったシュネリンガーにプレッシャーを掛けるよう、指示があったと思われます。

 これは、上のダイジェスト映像の1分20秒くらいにあるフェイエミドルシュートのシーンに至る流れです。
 (1)フェイエゴールキックを競り合ったボール(白丸)がミラン側にこぼれる。 (2)シュネリンガーが拾ってロングフィードしようとするが、 (2)シンドバル(黄)が猛然とチャージし、やっと近くの味方に繋ぐ。
 (3)このミランの受け手もハネヘム(橙)に詰められ、近くの味方に繋ぐだけ。 (4)ボールを受けたミラン⑬番と、フェイエ⑤ダベンボーデが向き合うところに、戻ったハネヘムがチャージしボールを奪い、 (5)フェイエDFにバックパス。
 (6フェイエDF(イスラエル?)をミランFWが追うが、ワンタッチで外に開いたハネヘムにリターンパスし、 (7)ハネヘムは⑤ダベンボーデとのスクリーンプレーで、内側へドリブルで持ち込む。 続きは下で・・・
 fey-mil011
 (8)ハネヘムは右へサイドチェンジのパスを出すが、 (9)ミランFW(紫)が読んでいたのか、戻ってカットし、傍の選手に渡す。
 (10)ミランFW(紫)は縦へ走るが、出し手(茶)にフェイエ選手が二人絡み、ボールを奪い返す。 すかさず②ロメイン(緑)がボールをうけ (11)ドリブルで前進 (12)右に開いたヴェリー(水色)にスイッチし、ロメインはそのまま右サイドへ上がる。
 (13)ヴェリーは、ロメインではなく、中に上がってきたヘイゼル(桃)に横パス。 (14)ヘイゼル(桃)は、ミランDFをトラップを浮かせるテクでかわし、左足のシュート・・・惜しくも外れる。

 もうひとつ、フェイエのSBのオーバーラップと、ボール奪取からの波状攻撃です。
 (1)フェイエゴール前からハネヘム(橙)がボールを持ち出す。 左サイドには⑪モウリン(緑)がいる。 (2)ハネヘムはセンターサークルまで持ち上がり、ルックアップ。 その時、⑪モウリン(緑)は、中へ移動していく。
 (3)モウリンの空けたスペースに左SB⑤ダベンボーデ(水色)が上がり、 (4)更にダベンボーデ(水色)はダッシュで前進。 ミラン右ウイング⑬(紺)がマークで併走。
 (5)ハネヘムは強引にダベンボーデ(水色)の前にスルーパス。 (6)これはミラン③シュネリンガー(茶)が待ち受けて奪う。 ダベンボーデ(水色)のマーカー⑬(紺)は付いていない。
 (7)シュネリンガーは、キーパーへのバックパスを再びもらって (8)縦にフィード。 この時ダベンボーデ(水色)は前線に残っている。 続きは下に・・・
fey-mil013a
 (9)フィード先は、元々はダベンボーデ(水色)のマーカー⑬(紺)。 だが、前線に残ったダベンボーデに代わり、⑪モウリン(緑)がマークしている。
 (10)モウリン(緑)は、ミラン⑬(紺)のプレーをディレイし、その間にハネヘム(橙)がカバーにはいる。
 (11)モウリン(緑)とハネヘム(橙)が二人でミラン⑬(紺)を挟み、ボールを奪い、 (12)モウリン(緑)が一気にドリブルで持ち出す。
 (13)モウリン(緑)は、前線に残っていたフリーのダベンボーデ(水色)にボールをはたき、リターンを受ける位置に前進。
 (14)ダベンボーデ(水色)は前を向き、ドリブルでチャレンジするが、ミランDFに囲まれ、無理をせず、 (15)右へ展開。 フェイエ選手が三人居て、更に仕掛けに入る。

 こういった、中盤で複数でミランボールホルダーを囲み、奪って、スペースに走りこむ選手を使い仕掛ける。 を、後半中盤から一方的に展開します。 ミランはまったく押されっぱなしですが、ペナルティエリア内では、最後の仕事をさせず。 時間が過ぎていきます。
 フェイエは、やはりハネヘムの「指揮官」ぶりが際立っています。 殆どのいい場面は彼が絡んでいます。 一方ミランは、スイーパー・シュネリンガーが、際どい所で潰し続けます。
 この二人が、最後のフェイエ決勝点の場面でも重要なプレーをします。

 決勝点のシーンと、70年フェイエのまとめは次回・・・・。
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