上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 この記事から続きます、試合データ・メンバー・布陣などもこちらから・・・
 ’68-69チャンピオンズカップ決勝戦 1-4 ACミランのDVD観戦記「後半戦」です。
 参考: 「68-69チャンピオンズカップの詳細戦跡」 「アヤックスのヨーロッパカップ戦跡」 「69年決勝の記事

 さて、カウンター2発で、先行されてしまったアヤックスは、後半「攻め」に行かなければならないのですが、あまり有効な崩しが出来ぬうちに、ACミラン前線4人の、あわやのカウンタを数度受けてしまいます。 しかし、この試合アヤックス唯一の得点となるPKを、後半15分に得て、1点を返します。

以下続きます・・・・
 ①:ミラン右SBシュネリンガー(黒)が縦パスを送る ②:ミランの受け手(赤)にアヤックスDFが後ろからチャージし、ボールが前にこぼれる ③:ボールがフリーでいたクライフ(桃)に渡り、 ④:前を向いたクライフ(桃)は、右前方の⑪Keizer(カイザー・赤)へパスする ⑤:カイザーはトラップで左へ押し出し、ドリブルで突破、ミランDF(青)を1人かわすが ⑥:後ろから(緑)にスライディングで引っ掛けられ「飛ぶ」(フライング・ダッチマンですな)・・・PK。
69ajxmil006
 これを、ユーゴ人スイーパー④Vasovic(ヴァゾヴィッチ)が決めて1点差です。

 さて、これでアヤックス怒涛の反撃か・・・と思いきや、アヤックスの攻撃が活性化せず、逆にミランが、中盤でボールを奪いカウンターをくりだします。 ボールへの反応、動き出し、前線3人+リベラの連動は「才能と熟練の技」ですね。 その一例です。
 ①:アヤックスゴールキックを両者が競り合い、 ②:ミランは、こぼれダマを前線にロビング、赤と茶が競って、ミラン・プラティ(黄)にこぼれる。 このときリベラ(緑)はアヤックスのマークより早く前に動き出している ③:あっという間に2:1 ④:プラティ(黄)はアヤックスDFをひきつけ、右へ走り抜けるリベラ(緑)にスルーパス ⑤:リベラ(緑)は、スピードに乗って裏に抜け、ファーポストに流し込むようなシュート ⑥:惜しくもポストを掠め外れる
69ajxmil007
 このようなシーンの繰り返しです。

 そして、ACミランの追加点は、ハーフラインから殆どアヤックスDFの抵抗無くドリブルで持ち込んだ、ブラジル人CF⑨Sormani(ソルマーニ)の左足シュートです。 PKの失点後7分で再度点差を広げるという、又、いい展開になっています。
 このダイジェスト映像の25秒くらいからです。


 アヤックスはその後も「これは・・・」という攻撃も無く、相変らずカウンターに晒され、ついに後半30分4点目を入れられます。 リベラがプラティに「ハットトリック」をプレゼントした様なゴールです。
 ①:アヤックスMF(桃)がドリブルで突破を図るが ②:ミラン選手(黒)にあっさり奪われる。 奪った瞬間リベラ(赤)が、アヤックス選手の間へ走り出す ③:ミラン選手はアヤックス2人の間を抜けるパスを、走るリベラに通し、リベラは一気にドリブルで前進。 これであっさり4:3になる。 左外がプラティ(緑)。 ④⑤:更にリベラは、シンプルなワンツーで、裏に抜ける。 ⑥:キーパーと1:1になる ⑦:キーパーをかわすが、ボールは少々大きく出てしまい一度持ち直し ⑧:シュートせず、走りこむプラティ(緑)に合わせ、チップキックで浮きダマのパス。 ⑨:プラティがヘディングでジャストミートし、ゴール!
69ajxmil008
 アヤックスに引導を渡す4点目です。

 アヤックスの、欧州王者決定戦初舞台は惨敗でした。 攻撃サッカーがカテナチオに敗れた・・・というよりは、ACミランに比べ、個の力、チーム戦術の熟成度が、まだまだ低いレベルです。 攻撃は、単純なクロス、エリア内で個人勝負程度しか「手」しかなく、3人目の動き、緩急、などダイナミックなコンビネーションは感じられません。 又、ボールを失ってからの守備がボロボロで、ミランの「才能」のカウンターに好きにやられていました。 翌年のフェイエ(これから・・・・この記事参照)の方が、チームとしてはずっと機能的でしたね。

 この時点のアヤックスは、「広大な中盤のスペース・ポジションチェンジの無さ」が目立ち、74年オランダ代表に感じる「機能性」はまだありません。 多分、この敗戦をひとつの基点として、『如何にして「自分達の良さを」出しつつ、勝てるチーム』にするか、の工夫が始まったのではないか、と思います。

 次は、翌年’69-70の、UEFAカップ(当時はInter-Cities Fairs Cup)準決勝第2戦 1-0 アーセナル(第1戦0-3で負けているためどうしても勝たなくてはいけない試合)のDVDを視てみます。 何か「変化」があったのでしょうか・・・。
Secret

TrackBackURL
→http://mariott.blog21.fc2.com/tb.php/517-adfb4a65
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。