上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 今回は、アヤックスってどうだったのよ?の最終回。チャンピオンズカップ2連覇を果たした’71-72年決勝対インテル・ミラノ戦です。
’71-72のチャンピオンズカップ戦跡」 「アヤックスのヨーロッパカップ戦跡

Final In De Kuip Stadium (Rotterdam)31-05-72
Ajax (Ned) 2-0 Internazionale (Ita) [Johan Cruyff 47, 78]
Ajax: (Coach: Kovács)
Stuy ; Suurbier , Hulshoff, Blankenburg, Krol ; Haan, Neeskens, G.Mühren ; Swart, Cruijff, Keizer
Internationale: (COACH: Invernizzi)
Bordon ; Bellugi, Burgnich, Giubertoni (Bertin) 12), Facchetti, Bedin, Oriali, Mazzola (c), Frustalupi, Jair (Pellizzaro 58), Boninsegna.
大体の布陣です。
72interajax000
 アヤックスは、4-3-3。 インテルはスイーパー&マンマークDF、マッツオーラ・ボニンセーニアが軸でカウンター狙いです。 インテルは、有名な Facchetti(ファケッティ),Mazzola(マッツオーラ),Boninsegna(ボニンセーニア)以外はよく分かりません、ご容赦の程。

 以下続きます。
 この試合のクライフの2ゴールは、このダイジェスト映像の、3:30位と、4:50位に有ります。 1点目はインテルキーパーとBKがクロスに被って自爆、こぼれ玉を入れたもの。 2点目はCKから如何にもマークが甘いヘディングです。

 インテルとして1失点目は、奪われたボールを、即ファーへクロスを入れられ混乱。 2失点目は、連続した「圧迫」の結果、力尽きたのでしょうか。

 キャプチャーは、まずいつものアヤックスらしい攻撃です。
(1)インテルGKを (2)CBが跳ね返し、 (3)MF(赤)が更にヘディングで前に流す (4)これをCFから引いてきたクライフ(橙)が受け、キープ (5)アヤックス(赤)は、空いたCFの位置へ上がる (6)クライフがキープするうちに更に1人が上がる (7)クライフはDFに絡まれ、クリアされるが (8)左SBクロル(桃)が拾う
72interajax001a
(9)クロルはインテルのチェックをかわす (10)このクロルのキープに対応し、 ③Suurbier(シュルビア)が前のオープンスペースに動き出す、 (11)クロルはサイドの⑧Swart(スワルト)にパス (12)スワルトは、90度曲がって外へ開いたシュルビア(赤)へパス (13) シュルビアはフリーでボールを受け、インテルDFが引き出される (14)クロスを入れる (15)クロスはやや不正確で競り合いになるが、スローインに逃げる
72interajax001b
 クライフの「タメ」を使った、追い越しての前線スペースへの侵入。 押し上げたSBのこぼれ玉確保。 サイドチェンジ、ポジションチェンジにより相手DFを引き剥がし、中央は人数が揃い、クリアされても自軍ボール・・・という、広くスペースを使った「押し込み」パターンです。

 前線からの連動した「プレス」の例です。
(1)FKからゴール前にクロス (2)インテルDFがクリア (3)ボールは右へ流れ、インテルが確保するが、ゴール前に走りこんでいた⑮Haan(ハーン)がすぐ追う (4)ハーンは、インテル選手が上がるのと、シュルビアがボールホルダーに詰めるのに対応し、戻る (5)シュルビアがプレッシャーを掛け (6)寄ってきたインテル選手もマークされており、やむを得ず悪い体勢で縦に蹴る (7)ボールのコースにハーンが戻っており、パスカット(8)横へ展開、連続攻撃・・・
72interajax002

 自軍ゴール前での、オフサイドトラップと、一斉の押し上げです。
(1)インテルのFKは、直接クロスを上げず、(2)右外へ展開とみせて、(3)中央へ入れ、(4)上がってきた選手がシュート。 これにアヤックス選手が詰める (5)ゴール前はマンマークだが、オフサイドラインが出来ている (6)誰かに当たったボールをアヤックス選手が確保すると、DF陣が更に一斉に前進する
72interajax003
 アヤックスは、流れの中でも、自軍ゴール前でボールを確保した場合、全員が「速く」上がって、まず敵陣へボールを持ち込む、が徹底されています。 インテルも、マッツオーラ・ボニンセーニャらのカウンターなどで、チャンスを造っていましたが、この「押し上げ」が、遅い、無い、ので、一度攻撃が途絶えると、アヤックスに逆に一気に攻め込まれ、押し込まれます。 そして、跳ね返しても、ボールを拾われるか、前からのプレスで詰まり、連続攻撃を受ける。 或いは、オフサイドトラップに引っかかる・・・です。
 アヤックスも以前より「セイフティー」なロングシュートが目立ち、無理攻めして、厳しい形のカウンターを喰らう場面は殆どありません。

 この試合のアヤックスには、チームの戦術・連係・意識が「成熟」して、「バランス」「自信」「余裕」のようなものを感じました。 チームとしてはここが頂点の時期だったかもしれません。

 さて、次回は、前にみた「フェイエノールト」と「アヤックス」そして「74オランダ代表」について、簡単に纏めてしまいます。
Secret

TrackBackURL
→http://mariott.blog21.fc2.com/tb.php/534-8c45dbd2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。