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 前回から続きます。 オランダと西ドイツどちらからいこうかと思いましたが、西ドイツからにします。

 西ドイツは、72年欧州選手権を、断然の質と力で優勝し、74ワールドカップは地元開催でもあり、大本命でした。 メンバー的には、ケガがちのネッツアーが使えるかが課題だったと思います。 大会前には最後の準備試合を、奇しくもスウェーデンとやっており、(データリンク)(映像リンク1)(映像リンク2)、これにはネッツアーがフルタイムで出ていますが、本大会は替わってOverath(オベラート)を使っています。

 72年と更に違うのは、中盤に「動き」のヴィンマーではなく、リベロ的な「組み立て」のCullmann(クルマン)を使っていることです。 ネッツアーかオヴェラートかより、この点が、一次リーグでどうも「流動性」がなく、相手に「守られ」てしまうことになったのかもしれません。
 有名な「東西対決」で敗れ、ネッツアーが戦犯にされたような記憶がありますが、大会の戦い方としては、二次リーグがオランダ・ブラジルと同じ組に入らず、結果有利だったかもしれません。 また、チームを変えるきっかけになったかもしれません。

 西ドイツの大会を通じてのメンバー推移表です。
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 二次リーグ以降クルマンは使われなくなりました。 替わり「運動」のBonhof(ボンホフ)がやや守備的なれど、中盤の流動性という先輩ヴィンマーと同じような役割を果たしました。 決勝戦の前方への飛び出しとドリブルは記憶に残っていますが、チーム内で立場を確立したのは、このスウェーデン戦のようです。 
FIFA74年ワールドカップHP  西ドイツvsスウェーデン戦ページ
Germany FR - Sweden 4:2 (0:1)
0:1 EDSTROM 25, 1:1 OVERATH 51, 2:1 BONHOF 52, 2:2 SANDBERG 53, 3:2 GRABOWSKI 77, 4:2 HOENESS 89 p

メンバー表と布陣です。
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 試合は、西ドイツが一方的に「攻めて」始まります。
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 (1)キックオフ早々、(3)相手のパスをカットし、(4)左サイドにいたHoelzenbein(ヘルツェンバイン)がドリブルで(5)中央に突っかけ、(6)オベラートがシュート (7)キーパーが押える、という決定機を迎えます。

 西ドイツは、中盤を高速で持ち上がり、両ウイングに預け仕掛けるか、中央をMuller(ミュラー)の裏狙い、ポストにワンツーで切り込むという得意のパターンで圧倒的に攻めます。 スウェーデンは西ドイツの高速展開についていけず、ゴール前を守るだけ、ボールを奪っても3本目くらいでパスミスが多くあまり有効な攻めが出来ません。
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(1)スウェーデンの攻め手は、長身のEdstrom(エドストレム・黄)と、俊足のSandberg(サンドべり・橙)の2トップで、これをSchwarzenbeck(シュワルツェンベック・紫)とvogts(フォクツ。緑)がマンマーク。(2)ここでは、スウェーデン2トップがワンツーで突破しようとするところ (3)パスが流れベッケンバウアー(黒)がカットし (4)更にフォクツからリターンを受け、西ドイツが一斉に反攻(5)逆サイドのスペースへ走りこんだボンホフ(青)へクロスパス。 ボンホフは、頻繁な上下動によりヘーネスとともに「動き」を造っていました。

 続いて、両者の攻守の連続シーンです。
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(1)スウェーデンのFKはエドストレムをターゲットに蹴られ (2)ヘディングで競り勝ちサンドベりが詰めるが (3)キーパーが押える (4)ゴール前への飛込みをマークしていた左SBブライトナー(紺)が開きボールを受け (5)オベラートが戻り (6)中途半端に囲ったスウェーデン4人の裏へ抜けたシュワルツェンベックへパスを通し、 (7)シュワルツェンベックはドリブルで持ち上がり (8)右ウイングのヘルツェンバイン(桃)に渡す
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(9)更にオベラートへ繋ぎ、左へ回り込んだブライトナーへサイドチェンジ (10)ブライトナーは左ウイングのヘルツオークを意識しつつ中央へドリブルで前進 (11)ミュラー(赤)へクサビを入れるが (12)ずれてスウェーデンがクリア (13)これをヘルツオークが拾って (14)ドリブルで仕掛け (15)センタリング。このときゴール前にはオベラート・ミュラー・ヘルツェンバインの3人が詰めている (16)マイナス過ぎたボールはクリアされるがベッケンバウアー(黒)が拾う 
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(17)ベッケンバウアーがドリブルで上がるが、このときボンホフ(青)が戻ってベッケンバウアーのポジションをカバー (18)ベッケンバウアーは流れで左サイドに開いていたブライトナーに、独特のチップキックでスルーパス。 このときオベラートが下がって来ている (19)ブライトナーはドリブルで仕掛けるが (20)スウェーデンDFがブロックしCK。 このときゴール前にはヘルツオーク・ミュラー・ヘルツェンバインとやはりしっかり3人が詰めている。

 西ドイツが20分過ぎまでに、枠内又は惜しくも・・というシュートを10本以上打ち、いつゴールが生まれても・・・という流れですが、先取点はスウェーデンに突然入ります。
 続きは次回にて・・・
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