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 猛暑と仕事で筆がすすまず、久しぶりの更新です。

 日本代表ですが、ワールドカップ前に、もし、カメルーン・オランダと惨敗したら監督解任。 そうしたら原さんが代行・・・なんて、今にしてみればあの名将様に対し不遜な記事(記事へリンク)を書きましたが、こんな形で原監督代行が実現するなんて・・・。

 そして、原さんが連れてきてくれたのは、意外にもイタリアの監督さんでした。 イタリア的リアリズムプラグマティズムは、これからじっくり積み上げていくには適任かもしれません。  対パラグアイ 対グアテマラと、地味な相手ですが、結果的に結構面白かった品評会的2試合は終わりました。 「これからの歴史」が大切です。
 ということで、イタリア繋がりで、地味ながら結構好評のこの本をめくってみました。

アンチェロッティの戦術ノートアンチェロッティの戦術ノート
(2010/05/10)
カルロ・アンチェロッティ片野 道郎

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 ザッケローニ新監督の就任インタビュー(リンク)で印象に残ったのは、
「代表の場合も守備も攻撃も両方、バランスのあるチームになるようにしていきたい。」
 という一節でした。 まあ、何と言うか平凡で当たり前ですが、一番難しい事ではないでしょうか。 去年のアウェー戦と本大会の対オランダ二試合を続けてみたら、チームとしての「バランス」が両極端なので、「こいつら何やってんだ?!」と思っちゃったのかもしれません(苦笑)。

 さて、このアンチェロッティ本でも、戦術論のキーワード6つの内のひとつに「攻守のバランス」が入っています。 イタリア人監督が一番重要と思うところなのでしょう。

 アンチェロッティ本の「攻守のバランス」論から、少々抽出しておきます。
 質の高い攻撃と守備を両立させること。「攻守のバランス」とは、まさにそれを指す言葉だ。
 理想は、攻撃と守備という互いに相矛盾する2つの局面を両立させ、その均衡を見出すこと・・・・最大の戦術的課題だ。
 その具体的な方法論として絶対不可欠なのは、攻守の両局面でコンパクトで秩序の整った陣形を維持することだ。
 一般論としていえば、・・・最大で5人が攻撃に参加し、残る選手がその後方で次のプレーに備えたポジションを取るというのが、高い次元で攻守のバランスを取る目安だろう。
 攻守のバランスポイントをどこに設定するかは、チームの性格とサッカースタイルをもっとも大きく左右する要因のひとつである。
 その具体的指標となるのは、最終ラインの高さをどこに設定するかだ。

 このあと、システム(フォーメーション)により、バランスポイントやコンパクトさが変る、という具体的説明がありますが省略します。 ただ、当然のように最後はこう締めくくっています。
 攻守のバランスを常に高いレベルで維持するためには、その時々のチーム状況に応じてシステムに手を加えることも必要だ。

 「バランスポイント」「攻守のバランスは如何に」・・・日本代表のこれからでも、キーワードになりそうですし、評論家やジャーナリストはこの辺からも切り込んで欲しいものです。 どのような布陣で、特に最終ラインの高さをどう設定するかというのは、まず最初の切り口でしょうかね。
 最初がアルゼンチンらしいですが、また極端な相手です。 アジアカップへの入り方も注目です。
 新監督としては、まずは理屈で描いて、そこに当方の選手の特徴・強み弱み、相手との力関係やその試合に求められる結果から逆算したゲームプランを色付けしていくのでしょう。

 余談的ですが、このアンチェロッティ本の「戦術論のキーワード6つ」は、順番に挙げると次の通りです。 ワード毎に気になる一節を記しておきます。
 ・ボールポゼッション: 重要なのは量より質 デメリットとリスク 効果的でなければ非生産的 
 ・裏のスペース: 攻撃では・・・シンクロニズムが不可欠 裏をとられないは・・・DFの最も重要なテーマ
 ・攻守のバランス: 上記
 ・攻守の切り替え: 攻守の切り替わる「戦術的空白」をどう活かすか・・・対応するかが非常に大きなテーマ
 ・プレッシング: 定義は「敵からプレーするための時間とスペースを奪い取るための組織的な守備戦術」 つまり「複数の選手が連動してマークすること」 ハイラインプレッシングを効果的に機能させているチームはバルセロナ以外見当たらない ほとんどのチームはローラインプレッシングが守備戦術の基本
 ・攻撃的サッカー: 定義は・・・「姿勢」「振る舞い」 その指標は・・・「ボールラインより前にいる人数」 守備的でも「スペクタクル」はある カウンターアタックはサッカーの試合の中で最もスリリングな場面のひとつ


 ということでした。 やっぱり、「美しいカウンターアタック」は、サッカー最高の醍醐味ですよね。

 話は飛びに飛んで(笑)、武侠世界の最強のカウンターアタックは「独孤九剣」。 帝国主義のメタファー「吸星大法」と並んで、想像力を刺激されますねえ・・・、又「笑傲江湖」を読みたくなってしまった・・・(爆)。
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