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 日本代表のこれからですが、前記記事のザッケローニインタビュー(リンク)にあるように、今回のチームを基盤に、一戦一戦修正と経験を積み重ねるということになると思います。
 基本4-2-3-1の前線4人の流動性で、オプションで決勝戦のような3バックサイドアタックandアルゼンチン戦のようなリトリートからのカウンターでしょう。 そうなると、次のような課題が出てきます。

1)「体幹三角形」(遠藤・長谷部・本田)のブラッシュアップとメンバー不在への危機管理
 ・DF面でのBKとの連携強化 ・遠藤の高齢化対策 ・誰か不在時のゲームの進め方 
2)CBのレギュラー選択 ・誰を軸とし誰と組むのか
3)SBレギュラーのバックアップと不在時のゲームの進め方
4)前線3人の選択と配置、バックアップメンバー


 以前「実録」なんて捻って書きました(リンク)が、今回は上記含め以下ポストアジア杯 『真説:日本代表スカウティングレポート』を纏めました。

<ポジション・背番号・名前・身長・体重・所属・年齢('10年末)・強み/弱み/課題 重要度 の順です>

 重要度は『このチームの継続性には A:不可欠 B:必要 C:候補』 です

GK:①:川島 永嗣(KAWASHIMA Eiji)185 cm 80 kg リールセSK(ベルギー)27才:  
 技量が同じなら、「経験と信頼」のポジション。 南アWC・アジア杯と結果を出した故、第一GKの座を確保したといえる。 WCオランダ戦・アジア杯決勝戦のように、裏抜けしてきた選手との1対1に強さを発揮するので、「お祭り大会の盛り上げ」にも貢献。。
 ただし、韓国戦・豪州戦ではロングボールへの反応が遅く、DFラインが高く取れない原因になっているような気がする。 DFラインとの連携もミスが出た。 この辺が要改善。
 彼の今のチームは、数回ダイジェストで観ただけだがDFが相当醜い。 来期2部落ちし1部のチームに移籍できないなら、ACLに出る日本のチームで試合に出たほうがいいと思う。

SB:⑥ :内田 篤人(UCHIDA Atsuto)176 cm 67 kg FCシャルケ04(ドイツ) 22才:  
 ドイツのラームを育てたマガトが眼をつけただけある「組み立て型」SBとして成長中。 今や、シャルケではセットオフェンスの起点。 DF力もブンデス・リーガで鍛えられ、韓国戦・豪州戦も大きな破綻無く、予想以上の成果。 攻撃では、シリア戦の得点になった本田圭への縦パス。 韓国戦では、前半に逆サイドへ展開し決定機となるクロスパスを発信。 クロスも、豪州戦など、中が完全に固められている中、色々工夫を凝らしていた。
 パスサッカーをするには、最後尾からの起点として必要。 逆サイドの長友と比べられるが、ある意味対照的で好いと思う。 あとは、もう中堅なのだから、代表でも「使う」プレーが欲しい。

SB:⑤:長友 佑都(NAGATOMO Yuto)170 cm 68 kg インテルナツィオナーレ・ミラノ(イタリア) 24才:  
 今や皆知ってる「時の人」。 スタミナと瞬間的スピードがとてつもないレベルで両立している。 使われ型・能力超特化型ゆえ、あまり狭い地域で攻守に細かいコンビプレーをさせても無駄。 サイドの縦に広大なスペースを任せるのが最適と思う。
 内田と共に、「居ない」とチームのやり方を変えないとまずい存在。 インテルでどれだけ使ってもらえるか疑問ではあるが、代表に来たときは「110%」走ってもらえるようなやり方が好い。

CB:④:今野 泰幸(KONNO Yasuyuki)178 cm 73 kg FC東京 27才:  
 DFとしてユーティリティ性を証明。 今大会はポジショニング・カバーリング良かったが、たまに「食いつき過ぎ」で、ラインのバランスを崩してしまうこともあり。 高さはやむを得ず、頑張っていたと思う。 
 今後彼を軸にするのかどうか監督の選択に注目。 私見では、ボール狩タイプのアンカーが最適で、豪州戦の変則3バック+ワイドの戦術の時はバックラインに入る、中央攻撃型の時はDMFに、最後の守備固め要員にと、色々使い方があるので貴重。 彼を越える選手が出るまでは重要。
 J2でプレーと気持ちを鈍らせない(そういうタイプではないが・・・)で欲しい。 ダニルソンが長期離脱した名古屋へレンタルで行ってほしいぐらいです。

CB:22:吉田 麻也(YOSHIDA Maya)189 cm 80 kg VVVフェンロ(オランダ)22才: 
 経験という点では今大会一番積んだであろう選手。 ただし、攻守ともまだ危なっかしい。 CBとしてヘディングがどうも不安定なのは、オランダの実戦であまりやらないから? 
 足元の技術が好いと評判で、今大会でも数回正確なロングフィードをしていた。 これを武器とするには 今大会はそこまで準備できなかったと思うが、チーム戦術(ビルドアップ)の約束事を入れる必要あり。
 兎に角実戦を積むことが必要。 チームが2部落ち寸前で、来シーズン何処でプレーするか心配。 場合によっては、ACLに出る日本のチームに一度帰ってきてもいいかと思う。

CB:③:岩政 大樹(IWAMASA Daiki)187 cm 85 kg 鹿島アントラーズ 28才:
 攻守における足元の弱さはもう「資質」なので改善は厳しい。 しかし、これまで代表では少ない出場時間であまりいい結果が無かったが、今回の優勝で一歩自身がついてくれれば好いと思う。 あとは、鹿島で、国内・ACLで結果を出し「高さ無双」を続けてくれれば、貴重なサブメンバーです。

DF:②:伊野波 雅彦(INOHA Masahiko)179 cm 73 kg 鹿島アントラーズ 25才: 
 今野と同じく「地上戦」要員。 SBでは、瞬発力・カバーリングは好いが、攻めでは鹿島でもそうだが全く機能しない。 守り倒すときの4バックラインのサイドなら最適ですがね。
 鹿島で、CBでなくDMFで使ってもらうと(以前上手くいかなかったらしい)プレーの幅が広がると思うが、このポジションは使ってもらえないでしょうね。 アジア相手の「ポゼッションさせられる」サッカーでは厳しいが、世界相手ではまだまだワンポイントでチャンスあり。

MF:⑦:遠藤 保仁(ENDO Yasuhito)178 cm 75 kg ガンバ大阪 30才:  
 再三思うが、いなくても何とかなりそうだが、いないと大変なことになりそうという存在。 試合の状況をみたポジショニング・パスだしは逸品なのは確か。 後継者は、彼のように日本のトップクラスの「チームを仕切っている」存在でなくては勤まらないと思う。 という意味では、ガンバにおける遠藤の後継者が、代表でも後継者かもしれない。
 前記したように(リンク)WCの中央三角形をそのまま持ってきたアジア杯で、「使い切ってみてダメだったら切ろう」と思っていたと推測するが、守備の弱点を晒しながら結果を出したので、今後の処遇がまた難しくなった。 数試合、遠藤なし/本田あり。 遠藤あり/本田なし(これはサウジ戦でやったが試合内容があまりにもNG) 二人とも無し で実験してみてはどうか。
 
MF:⑰:長谷部 誠(HASEBE Makoto)177 cm 65 kg VfLヴォルフスブルク(ドイツ) 26才: 
 グループリーグでは攻めに意識が行き、ディフェンスのバランスを崩す要員になったが、韓国戦・豪州戦と守備に奔走したことにより、アンカー無しで流れからは結局失点「0」。 精神的にも主軸であり、不在時に彼の「勤勉さ」を補填するのが大変という面でも欠かせない存在。
 所属チームで出場の機会が少ないのが心配。 マガトのシャルケが今一番必要な人材と思うのですが・・・。

MF:⑱:本田 圭佑(HONDA Keisuke)182 cm 76 kg CSKAモスクワ(ロシア) 23才:  
 突進力はあるが瞬発力は無く、キープできるがマークを上手したりかわすのは上手くなく、シュートは本当は上手くない、など、攻撃の切り札というより、中盤から前の何処でも十分機能するユーティリティ性にて最重要な存在。 視野と統率力はWC時に比べ格段に上がった。
 よって使い方が難しく、自他双方との「噛み合わせ」が悪いと機能不全となる心配があり。 それを立て直すほどの融通性や機能性はまだ無い(それでも今大会は韓国戦など予想以上にやっていた)。
 今後、遠藤がいない時のチーム構造では、役割的に本人は不満だろうが遠藤の替わりをやらざるを得なくなると思う。 早めに試し、本人をその気にさせた方が好い。

MF:⑧:松井 大輔(MATSUI Daisuke)175 cm 64 kg FCトム・トムスク(ロシア) 29才:  
 ボールを運ぶ力は侮れないが、誰かと「噛み合って」何かをするタイプではない。 元気で走れれば貴重な存在だが、替わる若手をドンドン試して欲しい。

MF:⑩:香川 真司(KAGAWA Shinji)172 cm 63 kg ボルシア・ドルトムント(ドイツ) 21才:  
 敢えてBとする。 居なくても試合にはなるし負けない。 ただ、「点を取りに行く時」にはだが、前線の流動性・噛み合わせをよく練っておかないと、グループリーグのような「前線の渋滞」と「前がかり過ぎ」がおこり、カウンターに晒される。 よって、アンカーかMFの「居残り」が必要。
 ザッケローニ監督は、多分それを承知で、わざとSHにおいて、ビルドアップと守備ではチームの規律を守らせつつ、いざ「流動性の攻め」のときは、選手どうしの「自由」の噛み合わせの造り込みを狙っていたと思う。 韓国戦の前半は、香川型の選手が大好きな「ゾーンの隙間」があったので、有効だったが、後半のように、完全にマッチアップされ、押し込まれると孤立し無駄に消耗してしまう。
 ケガから復帰した場合、代表チームでどう使っていくか、遠藤と並んで今後難しい存在。 ハイリスク・ハイリターンサッカーを貫くなら先発で、勝負に拘るなら辛抱した後の交代要員となる。 ただ、この交代要員は効きますね。

MF:⑯:柏木 陽介(KASHIWAGI Yosuke)175 cm 72 kg 浦和レッズ 23才: 
 多分ポスト遠藤の有力候補だと思うが、浦和での働きからは「つなぎ役」以上の強みが見えない。 遠藤抜きの試合では最初に試してみたい選手ではある。

MF:⑬:細貝 萌(HOSOGAI Hajime)176 cm 69 kg FCアウグスブルク 24才 
 新天地で一番「化けて」欲しい選手。 長谷部さん、ベンチで休んでてください。 といえるほどになって欲しい。 運はもっていそう。

MF:⑭:藤本 淳吾(FUJIMOTO Jungo)173 cm 69 kg 名古屋グランパス 26才 
MF:⑮:本田 拓也(HONDA Takuya)177 cm 73 kg 鹿島アントラーズ 25才 

 あまり「良い」パフォーマンスではなかった2人。 まず、新チームでレギュラーになり、JリーグとACLで旧チーム時代以上のパフォーマンスを上げ、次も代表に呼ばれることが肝心。 でも彼らのような選手がサブとは日本も底上げしてるなあ・・と思う。

FW:⑪:前田 遼一(MAEDA Ryoichi)183 cm 80 kg ジュビロ磐田 29才:  
 前の記事で⑨(トップ)の3要素を並べたが(リンク)、やはり平均的には日本ではNO1。 実はセットプレーDFのヘディング要員でも貴重。 韓国戦はMOM並みの出来。 豪州戦はヘッドは完敗したがあれは戦術ミス。 疲れからキレが無かったが、「中」を閉めていた豪州に闘っていたし、他の選手に点を取らせる動きもしていた。
 0トップとかいう愚策に走らない限り、国内外でタイプの相違はあっても、総合力で彼を越える選手が出ない限り使うべき、反語的に彼を越える選手が出ないと日本は苦しい。

FW:⑨:岡崎 慎司(OKAZAKI Shinji)174 cm 76 kg VfBシュトゥットガルト 24才:  
 アジア杯での「天然」的走り回りは結果を出したが、日本の他選手が「替わり」になれるスタイル。 よって、他のFWは、まず「岡崎と同じく走り、XXXでは優れている」選手を目指すべきで、候補は沢山居る。 ただ得点・勝利という有形、チームの流動性という無形の結果を出すことが、生き残ることと解っている岡崎は、追随者にそう負けることは無いだろうと思う。 そうして全体がレベルアップして欲しい。
 ドイツで出場機会が少なくなり、「錆付く」ことが心配。

FW:⑲:李 忠成(LEE Tadanari)182 cm 73 kg サンフレッチェ広島 25才: 
 大会で撃った唯一のシュートでヒーローになった李だが、まず広島で長時間出て、点を取り続けることが今後代表のユニフォームを着れるかどうかの条件。 Jリーグというチームプレーありきの土壌では、点取屋としての意欲が空回りしやすいので、本当はKリーグか中東で、ひたすら点を取り捲るような活躍し欲しいのだが・・・。 本人次第ですが、岡崎の替わりにSH兼ストライカーとしプレーしても機能し、爆発すると思いますがどうでしょうか。

GK:西川、権田 DF;永田、森脇はノーコメント。 Jリーグでの活躍期待しています。

<不在だった人>
DF:田中マルクス闘莉王(TANAKA Marcus Túlio)185cm 82kg 29才 
 誰もが、彼が入ればDFの課題の全てが解決するだろうと思っているはず。 次回WCは母国でもあるし、モチベーションは高いはず。 Aランクではあるが、もし、いざという時ケガや著しいパフォーマンス低下があると、彼に依存したDFは烏合の衆になる。 また、連携やラインコントロール・バランスという点では穴になる。 チームマネジメントとして、今後彼をどう処遇するかも見物です。

DF:槙野 智章(MAKINO Tomoaki)182 cm 75 kg 1FCケルン 23才 
 DFの何処でも出来そうだが、代表ではまだベールが剥がされていない。 チームでのプレーと同じ事をやって強みを発揮しているレギュラー連に食い込むのはしんどいが、誰かがケガした時に陽の目をみそう。 自分のプレー云々より、新チームでどんな形でも試合に出て欲しい。

DF:中澤佑二(NAKAZAWA Yuji)187cm 78kg 横浜Fマリノス 32才 
 この人に’14年を頼るとしたら逆に拙い状態か緊急事態。 ケガも多いので、マリノスで永くパフォーマンスをキープ出きるよう頑張って欲しい。 

 あとは栗原永田 がCBの候補ですね。 相手によってや好不調で変えるポジションではないので、コパ前には固めて欲しいところです。
 SBは、内田・長友のどちらかが欠けてもチームが変るので、それを踏まえて選ぶなら、暫くは頑張ってくれるだろうベテラン駒野の他は、若手誰でも・・・ところです。

 MF:阿部はコパでは必要では・・・。 家長はスペインでの成果次第ですが、遠藤の役割以外は居所はないと思う。 他のメンバーも、あくまで今の「体幹三角形」との比較ですから、レギュラーを取るのは厳しいし、戦術的交替要員でも「強み」が無ければ難しいですね。

 FW:日本ではウィング・サイドアタッカーは希少です。 居ない人をどうこう言ってもしょうがないし、中央の高さもないので、単純・典型的ウイングプレーは無理だと思います。 一方、セカンドストライカー型で、チームに嵌れば活躍できそうなタレントは多いです。 いまさらながら平山(移籍したほうが好いと思う)、そして金崎興梠 は「強み」のある選手ですので、コパ以後をみても是非試して欲しい選手です。

オリンピック世代は、まずJリーグでも海外でも試合に出場して成果を上げて、オリンピック予選に勝ってからです。

 ということで、アジア杯の纏めは終わり・・・。 2/19には、鹿島と水戸のプレシーズンマッチで、今シーズンが始まります。 ささやかな喜怒哀楽の「日常」が戻ってきますね。
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