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 この記事でも書きましたが(リンク)、今大会図式的には、基本形4-2-3-1 リトリートDFは4-4-1-1 押し込んだ時は2-3-2-3 になっていたと思います。
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 メンバーは、韓国戦の先発から岩政から吉田に替えたのががベストとすると
①川島 ②吉田 ③今野 ④内田 ⑤遠藤 ⑥長友 ⑦岡崎 ⑧長谷部 ⑨前田 ⑩本田 ⑪香川 となります。


 しかし、メンバーの特長的には4-2-1-3でした。 この図式とメンバーのギャップが、この記事に書いた(リンク)韓国戦の前後分断・間延びにつながっていると思います。 「行きたい」人と「守りたい」人の意識のギャップです。 悪い時の修正は、
 ・相当覚悟してラインを上げコンパクトにするか ・一度リトリートしてしまうか になりますが、
 チームとして流れの中で意思統一が必要です。 香川に替え細貝を入れ中盤の人数を確保し(実質アンバランスな4-3-1-2でした)岡崎のPKを得たプレーのように前3人で結果を出せました。 最後5バックでどん引きになってしまったのと同じで、采配というよりこういった「守勢」時の戦い方は「経験不足」だと思います。

 チームの「重心」(バランス点)この記事(リンク)で引用したように「一般論としていえば、・・・最大で5人が攻撃に参加し、残る選手がその後方で次のプレーに備えたポジションを取るというのが、高い次元で攻守のバランスを取る目安だろう。」とすると、下図の通りです。 ’10WCのチームと、チーム体幹の三角形のメンバーは、「本田・遠藤・長谷部」で同じ。 そして、⑤阿部の替わりに⑨前田を入れたことにより、大幅に「前掛り」です。 '10南アのチームの「重心」(バランス)を攻撃的にしたのが現在のチームの出発点でした。 '10WC予選時岡田A監督のチームと、体幹三角形の組み方が違いますが、重心(バランス)は同じです。
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 逆に言えば、相手の強弱に関係なく、⑤遠藤 ⑧長谷部は「攻/守双方」を常に意識し・プレーしてもらわないと、バランスが崩れ破綻してしまうこととなります。 押し込み時に二人とも攻め上がってしまうのは、⑤不在の「リスク」を負うことであり、この記事のような(リンク)「悪さ」が中東3国戦で出ました。 日本SBの裏へロングボールを入れ、日本のCBを引き出して混乱させようとしていました。 その対応にミスが重なった結果が、ヨルダン・カタール戦の失点です。
 この対策として、⑤遠藤・⑪香川サイドから攻めていった場合、逆サイドの⑧は低めに位置し、④のSBが無理に押し上げず、DFラインに位置を取ることで、バランスを確保しようとしていたようです。 カタール戦で伊野波が「上がるな」と言われたのは、このことですね。 内田があまり上がってこないように見えるのは、両SBが同時に上がるリスクを避けていたのだと思います。

 攻撃面では、相手のゾーンディフェンスに対し、⑩本田が左右に動いてボールを収め、⑨前田が中央で辛抱しつつ、スペースを作り、⑦岡崎が入り込み裏抜けを狙い、 ⑪香川が、DFの前に入り込み間抜けを狙うという「隙間裏抜け中央突破」は、当初中央渋滞を生んでいましたが、カタール戦くらいからこなれてきて脅威を与えました。 そして、韓国戦の前半はこの「噛み合わせ」が上手くいき、そこへSBがオーバーラップするという、かなり理想的な「流動形」が出来ました。 攻撃時も長谷部が危険はパク・チソンをケアし、DFの人数とバランスが崩れていなかったので、個人技の強引な突破以外は韓国に決定機を与えませんでした。(下図(A))
 しかし、この記事で書いたように(リンク)豪州戦は、⑪香川が抜け、岡崎がここに入り、⑦藤本が全く噛み合わなかったので、本田が孤立し、遠藤・長谷部も出しどころが無く、中央を固めた豪州のDFの網に引っかかり、そこから単純に2トップにぶつける流れに呑まれ苦戦しました。 当方の2CBに2トップというアンマッチから当方のSBか常にカバーリングに追われ、攻めへの力を削がれたこともあります。
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 そして、岩政交替ですが、この時今野がアンカーへの「転勤」を拒否したのは、結構有名な話になっていますね(リンク)。 結果OKだったので、美談みたくなっていますが、試合中の監督の指示を拒否するのはいかがなものかと思います。 NHKのインタビューで、今野は「これで替えられるかな」と思ったそうです。 さておき・・・、
 この結果、長友を上げて今野がSBに入って、インタビュでは4-2-3-1のままと言っていますが、実際は変則3-4-3(上図(B))になっていたと思います。 今野が豪州2トップに対応するためカバーリングに専念し、守備が安定。 内田が上がり易くなってサイド攻撃が活性化し、長友を「勝負札」に使えました。 これで、「横」に引き伸ばされた豪州DFの中央が空きだし、結果決勝点に繋がったと思います。
 この「攻めさせてから、又はロングボールを回収してのサイドアタック」は、相手の攻め方により今野の位置取りをアンカーにしてもいいし、図らずも日本の二つ目の「顔」が出来たと思います。

 前線4人噛み合わせ「隙間裏抜け中央突破」と、変形3バックからの「もしかしてワールドクラスかもサイドアタックは、今後の出発点の形となると思います。 中東諸国、韓国と豪州と異なったタイプのチームと戦うことにより、「並べてみただけ」のチームから結構色々な形が見えてきました。 勿論、課題も・・・。
 最後に、課題も含め各選手の「真説:スカウティングレポート」を纏めます。
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