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 本(小説)にも「旬=読む時期」特に「読者の年齢」はあるんですね、という二冊でした。
 中上健次は、70年代末から80年代初頭にかなりムキニなって読んだ記憶があります。 物語と物語が「格闘する」物語・・・。 でも、今回捲ってみましたが、もう重すぎて耐えられません。 
枯木灘 (河出文庫 102A)枯木灘 (河出文庫 102A)
(1980/06)
中上 健次

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 一方、澁澤龍彥の、小説としては稀作でまた遺作でもあるこの本。 確か、単行本が出た際に誰かにいただいた記憶が・・・。  当時は、登場する「名詞」地名・人名などなど・・・の「イメージ」が湧かなかったのでしょう、この「世界」にどうしても入り込めませんでした。 今では高丘親王藤原薬子貞観年代…という設定だけで、もう「ドキドキ」ものなのですが・・・。 雲南南詔国大理洱海鶏足山雲南鶏足山)と、今では目の前に「像」がうかびあがってきます。
高丘親王航海記 (文春文庫)高丘親王航海記 (文春文庫)
(1990/10)
澁澤 龍彦

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 心安らかに、嫋やかな気持ちにしてくれる一作でした。

 追:南詔国の歴代国王の名前が「漢字しりとり」になっていたのには、笑ってしまった。 そして、しりとりをやめた国王の「妄想」を、ネタに持ってくるなんて・・・、もう楽しくて!
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